2012-12-01

【体験レポ】TSUTAYA DISCASはどんなサービスだったか

ちょう今更だけど、ためしに1ヶ月入会してみた感想

簡潔に言うと「どっちかというと安さを重視する人」「たくさん借りたい人」には合わないサービス内容だと思う。

最大のメリットは「いつ返してもよく延滞料がかからない」ことであり、その分が割高になるサービスだと思って間違いない。

一見、店舗で借りるのに近く損をしない価格に設定してあり、旧作借り放題と銘打っているので釣られがちだけど、

単純に「どうせいっぱい借りるからラッキー!」と思って加入すると間違いなくやけどする。笑

以下にくわしく。

◆このサービスの魅力は何か

表向き下記の1、2にあるように見える。

【1:単純計算では、店舗レンタルと同じか、店舗より割安?】

 「DVD旧作借り放題」「新作も月8枚までOK」「2000円弱/月」

 この3つの条件。一月に旧作を20枚以上、または新作を10枚以上観るのであれば、店舗で借りるよりお得っぽい。

 (※近隣のTSUTAYAはどこも旧作100円・新作5枚1000円を実施しているので、それとの比較です)

【2:延滞料がない。返却も店舗まで行かずに郵送でいつでもよく、楽だ】

しかし事前にシステムを理解していなかったこともあり、これは大きな思い違いだった…。

このサービスでは、1と2は両立しない。

しろ、「2が叶えば1を犠牲にしてもよい」という人向けのサービスになっている。

まあ、当たり前だけど、世の中にそう上手い話はないよってことですよね。ねー。(…)

◆実際に試してみた

 借り放題と銘打ってはいるが、システムが特殊なので注意しなければならない。

A)オンラインで観たい映画リストアップしたら、上から順に「郵便で」「一度に2枚ずつ」送られてくる。

B)返却も「郵便で」行う。借りたものを返したことが確認されると、「次の2枚」が送られてくる。

 このA)B)のサイクルで1単位

 問題になるのは、1単位必要な日数です。

・届いたその日に観ないですぐ返却しても「2日」はかかった(23区内)。

 つまり「届いたその日に返却する」が常に可能な人なら、理論上「最大で月30枚」借りられることになる。

・でもその上に、さらに「システムが返却を確認するタイミングに間に合わなければ翌日になる」というハードル存在するので、

 その日のうちに返却できたとしても、少しでもタイミングに遅れれば1サイクルに3日かかる計算

 1サイクルあたり3日」だと月あたりの最大枚数は「20枚」。ちょっと油断して「2枚あたり4日」だと「14枚」。

 毎日細心の注意を払いながら返却サイクルをこなせば、新作8枚を含めて月に14~30枚借りられるという計算になる(理論上は)。

◆そこで、店舗と同じくらいの価格で借りたい人には、残念ながらそもそも向いていないサービスなのだといわざるをえない。

 そのためには、届いたものをその日に観て(or何らかの手段で保存して)可能な限り早くポストに投函するというのを、月のノルマ枚数に到達するまでこつこつ繰り返さねばならないから。

 これがチョー面倒くさくて無理だった。ていうか、普通に仕事してる人にはおよそ不可能じゃない?

 なにより、皮肉なようだが、店舗普通に借りてる時よりも返却サイクルに追いまくられることになる。

 「店舗と同価格で借りたい」と考えてこのサービスに加入すると、「延滞料なし、いつでも返せてラク♪」というもう1つのメリットが完全に潰れてしまう。

 「延滞料なし」、その代わりに割高。これはそういうサービス

 それをきちんと認識してないと、加入したあとにすごーく損をした気分になると思う。

◆あとこれはどうでもいい話なんだけど

 ポストに投函するの、店舗に返却しに行くよりラクか?

 そもそも返却がめんどくさいような性格の人は、ポストに行くのもめんどくさい説。

 ポストに投函しようと行動できる時なら、TSUTAYAに返却しに行くくらいわけもないんですよ。

 思い立つまでがハードルなのであって、歩いて5分のポスト20分のTSUTAYAも似たようなもんなのだ

 まあ、どうでもいい話なんですが。

  • TSUTAYA DISCASって、ちょっと割高でも近所のレンタル屋においてないようなマイナーな作品を借りれるのが一番のメリットだと思ってた。仮にそれが置いてある店舗がネット検索できたとし...

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