今年もいよいよ終わりが見えてきましたが、今年のアニメで最も話題になったのは
「魔法少女まどか☆マギカ」
ではないかと思います。
「まどか☆マギカ」は最初から最後までスゴイ展開の連続でしたが、なかでも最初に話題となった3話の巴マミの例のシーンの爆発力(?)はとてもすごかったように思います。
そんな巴マミの死亡に関して
「マミる」
という言葉が出てきましたが、この言葉が現代用語の基礎知識入りとなったそうです。この件についての日本での反応は他のサイト様の記事などをご参照ください。
『まどか☆マギカ』現代用語の基礎知識の中に「マミる」が載ってたwww(萌えオタニュース速報)
『まどか☆マギカ』 現代用語の基礎知識に「マミる」が掲載されるww(やらおん!)
そしてこのニュース、どうやら中国オタクの方にも伝わったようで、中国のソッチ系の掲示板で話題になっていました。
そんな訳で、今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
「まどか☆マギカ」の巴マミの件から発生した流行語「マミる」が日本の現代用語辞典に収録されたらしい。さすがにコレは驚きだ。
辞典に収録だと?「まどか☆マギカ」が典故になるということか……!
ということは、日本では今後作品などでこの用語がつかわれちゃったりする可能性も無くは無いのか?
現代用語専門の辞書とは言え、辞典収録はスゴイな。あの作品の影響力を改めて実感した。
えーと、説明は「巴マミの悲惨な死に方から」か………
確かにあんなにショックな死に方はスゴかったな。あれより残酷な死亡描写とかは今まであったけど、あのタイミングとあの演出での死亡描写を超えるようなのは無かった。
「僕と契約して、魔法少女になってよ」の方は入ってないの?
自分の好きな作品が日本で影響力があるってのを確認できるのは嬉しいね。「まどか☆マギカ」はまさに現代の伝奇。
しかしちょっと疑問なんだが、こういう言葉まで収録する日本の辞典ってどうなってんだ?
現代用語の基礎知識は現代の流行語も収録するから、これに入るってことは影響力の高い流行語になっているということなんだろうな。
やはり日本はスゲェ。アニメや漫画関係の用語を、こんなに早く辞典に入れるなんて。
ウチの国でもネット発祥の流行語がいつの間にか普通に使われているケースがあるが、日本でもそんな感じのことがあるんだな。
「マミる」は中国語だと「麻美了」になるのかね。
「麻美了」か……何かいいな。
これはマミさんが日本の歴史になったということだな。将来日本語の試験で「マミる」に関する問題が出たりするんじゃないかとちょっと思ったり。
ヒドイ死に方して、しかもこんな形で記録に残るなんて……マミ先輩はホントにかわいそうだなぁ!
……でもそこが大好きです。
でも先輩って作中だと最終的には復活しているし、そこまでヒドイことにはなってないんじゃない?
私は一番ヒドイのはさやかだと思う。「あたしって、ほんとバカ」というセリフは本当にグサッと来た。
さやかは愛の戦士虚淵玄の愛を受けてしまったからな。ああいう頑張れば頑張るほど大変なことになるキャラって非常に虚淵玄的だと思う。
もしかして虚淵作品で女性キャラが主人公側の立ち位置でああいうことになるのは初めてじゃないか?Fateのセイバーは何かちょっと違うし。
「マミる」の用例としてはこんな感じかな?
「現在期末でテストとレポートの連続だが、俺の期末はマミることが決まった……」
日本での用例からするとそれはちょっと違うみたい。
死に方に限らず、「首が無くなる」というのが「マミる」になるみたいだね。
キャラ死亡というのは同じでも、俺達が使ってる「便当」とは少々意味が違うのか。
いわゆる「断頭」な状態を指すんだろうね。確かにありゃ衝撃的だった。当時は深夜に見ていて驚きのあまり叫んでしまったよ。
首が無くなるということか。じゃあRX-78ガンダムの最後って、もし今の時代に放映されたら「ガンダムがマミった」みたいな表現をされたのだろうか?
あと、Vガンダムのウッソのお母さんもマミる状態だな。ガンダムってマミること多いのかも!
そうか……マミさんの死はこうやって昇華されていくのか……でも、なんかこうやって残るのってもっと悲惨な気もするな!
巴マミは死して名を残すか……でもなんかあんまり感動的じゃねぇな。
とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間でもあの衝撃的な死亡シーンは非常に印象に残っているようですが、「マミる」という言葉は入っていなかったようです。
中国オタク用語では「便当」という言葉がキャラの死亡退場の意味で使われているので、当時はこの言葉が乱れ飛んでいましたし、その後も「マミる」的な形容が広がることは無かったみたいです。
(「便当」のこの使われ方は香港の映画で自分の演技が終わった役者は弁当をもらって退場するという所から来ているらしいです)
ただ、「マミる」や「ほむほむ」といった言葉は広まらなかったものの、キュゥべえの
「僕と契約して、魔法少女になってよ」
は中国オタクの間でもかなり流行りまして一時期そこら中でこのフレーズや、このフレーズのパロディを見かけました。
これに関してはネタとしての使い易さ以外にも、
「マミる」や「ほむほむ」は語感を理解する上で日本語能力が必要なのに対して
「僕と契約して、魔法少女になってよ」
というセリフは中国語に翻訳しても問題なく使えるというのも大きいかと思われます。
それと以下は上の話と関係ないのですが、うっかり紹介し忘れたまま今に至る「まどか☆マギカ」の中国語表記についての小ネタを少々。
「魔法少女まどか☆マギカ」の中国語表記は
「魔法少女小圓」
とするのが一般的なようです。「まどか」が「圓」表記になるのは、
「まどか」というのは日本語の漢字表記だと恐らく「円」か「圓」
→「円」は中国語だと一般的ではないので「圓」
という流れから来ているらしいです。
アニメや漫画に出てくるキャラで名前がひらがな表記の場合は中国語にする際に漢字をあてるわけですが、この「まどか」という名前は語感と漢字の関係上中国語に訳す際にちょっと難しい名前だという話を聞いたことがあります。
最近は「まどか」という名前は「圓」表記にすることが主流のようですが、昔は「きまぐれオレンジロード」の「鮎川まどか」が「鮎川丸子」という名前に翻訳されて広まってしまったなんていう悲劇(?)もありました。
丸子は中国語だと「肉団子」という意味もありますし、それに加えて「鮎」という字が中国語では「ナマズ」の意味になることから中国語版ではトンデモな名前のヒロインになってしまうという事態に……
ちなみに主要キャラの名前の中国語表記は
「暁美焔」、「鹿目圓香」、「美樹沙耶加」、「佐倉杏子」、「巴麻美」、「丘比」
となっているようです。
タイトルと違いキャラ名のまどかの方は「圓」表記だけでなく「圓香」表記の方もかなり使われているようです。
それから、
「丘比」
は「キュゥべえ」の中国語表記なのですが、実はこの表記、キューピーマヨネーズなどの「キューピー」の中国語表記と同じになってしまっています。
「丘比」は中国語の発音では「QiuBi」となるので「キュゥべえ」の音にわりと近い上に略称の「QB」ともしっくりくるのだとか。
この「キュゥべえ」の方の「丘比」は今年の「まどか☆マギカ」の勢いからか中国でもかなり広まっているようで、現在中国の最大手検索エンジンの百度(バイドゥ)で「丘比」でサイトや画像を検索してもキューピーの中国における合弁企業の「北京丘比食品有限公司 」や「キューピーマヨネーズ」関係のものよりも上に表示されるという事態になっています。
こういうのを見ると、「まどか☆マギカ」はスゴイ作品だったのだということを改めて実感しますね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
魔法少女まどか☆マギカ第3話に中国オタクも阿鼻叫喚状態
「魔法少女まどか☆マギカ」
ではないかと思います。
「まどか☆マギカ」は最初から最後までスゴイ展開の連続でしたが、なかでも最初に話題となった3話の巴マミの例のシーンの爆発力(?)はとてもすごかったように思います。
そんな巴マミの死亡に関して
「マミる」
という言葉が出てきましたが、この言葉が現代用語の基礎知識入りとなったそうです。この件についての日本での反応は他のサイト様の記事などをご参照ください。
『まどか☆マギカ』現代用語の基礎知識の中に「マミる」が載ってたwww(萌えオタニュース速報)
『まどか☆マギカ』 現代用語の基礎知識に「マミる」が掲載されるww(やらおん!)
そしてこのニュース、どうやら中国オタクの方にも伝わったようで、中国のソッチ系の掲示板で話題になっていました。
そんな訳で、今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
「まどか☆マギカ」の巴マミの件から発生した流行語「マミる」が日本の現代用語辞典に収録されたらしい。さすがにコレは驚きだ。
辞典に収録だと?「まどか☆マギカ」が典故になるということか……!
ということは、日本では今後作品などでこの用語がつかわれちゃったりする可能性も無くは無いのか?
現代用語専門の辞書とは言え、辞典収録はスゴイな。あの作品の影響力を改めて実感した。
えーと、説明は「巴マミの悲惨な死に方から」か………
確かにあんなにショックな死に方はスゴかったな。あれより残酷な死亡描写とかは今まであったけど、あのタイミングとあの演出での死亡描写を超えるようなのは無かった。
「僕と契約して、魔法少女になってよ」の方は入ってないの?
自分の好きな作品が日本で影響力があるってのを確認できるのは嬉しいね。「まどか☆マギカ」はまさに現代の伝奇。
しかしちょっと疑問なんだが、こういう言葉まで収録する日本の辞典ってどうなってんだ?
現代用語の基礎知識は現代の流行語も収録するから、これに入るってことは影響力の高い流行語になっているということなんだろうな。
やはり日本はスゲェ。アニメや漫画関係の用語を、こんなに早く辞典に入れるなんて。
ウチの国でもネット発祥の流行語がいつの間にか普通に使われているケースがあるが、日本でもそんな感じのことがあるんだな。
「マミる」は中国語だと「麻美了」になるのかね。
「麻美了」か……何かいいな。
これはマミさんが日本の歴史になったということだな。将来日本語の試験で「マミる」に関する問題が出たりするんじゃないかとちょっと思ったり。
ヒドイ死に方して、しかもこんな形で記録に残るなんて……マミ先輩はホントにかわいそうだなぁ!
……でもそこが大好きです。
でも先輩って作中だと最終的には復活しているし、そこまでヒドイことにはなってないんじゃない?
私は一番ヒドイのはさやかだと思う。「あたしって、ほんとバカ」というセリフは本当にグサッと来た。
さやかは愛の戦士虚淵玄の愛を受けてしまったからな。ああいう頑張れば頑張るほど大変なことになるキャラって非常に虚淵玄的だと思う。
もしかして虚淵作品で女性キャラが主人公側の立ち位置でああいうことになるのは初めてじゃないか?Fateのセイバーは何かちょっと違うし。
「マミる」の用例としてはこんな感じかな?
「現在期末でテストとレポートの連続だが、俺の期末はマミることが決まった……」
日本での用例からするとそれはちょっと違うみたい。
死に方に限らず、「首が無くなる」というのが「マミる」になるみたいだね。
キャラ死亡というのは同じでも、俺達が使ってる「便当」とは少々意味が違うのか。
いわゆる「断頭」な状態を指すんだろうね。確かにありゃ衝撃的だった。当時は深夜に見ていて驚きのあまり叫んでしまったよ。
首が無くなるということか。じゃあRX-78ガンダムの最後って、もし今の時代に放映されたら「ガンダムがマミった」みたいな表現をされたのだろうか?
あと、Vガンダムのウッソのお母さんもマミる状態だな。ガンダムってマミること多いのかも!
そうか……マミさんの死はこうやって昇華されていくのか……でも、なんかこうやって残るのってもっと悲惨な気もするな!
巴マミは死して名を残すか……でもなんかあんまり感動的じゃねぇな。
とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間でもあの衝撃的な死亡シーンは非常に印象に残っているようですが、「マミる」という言葉は入っていなかったようです。
中国オタク用語では「便当」という言葉がキャラの死亡退場の意味で使われているので、当時はこの言葉が乱れ飛んでいましたし、その後も「マミる」的な形容が広がることは無かったみたいです。
(「便当」のこの使われ方は香港の映画で自分の演技が終わった役者は弁当をもらって退場するという所から来ているらしいです)
ただ、「マミる」や「ほむほむ」といった言葉は広まらなかったものの、キュゥべえの
「僕と契約して、魔法少女になってよ」
は中国オタクの間でもかなり流行りまして一時期そこら中でこのフレーズや、このフレーズのパロディを見かけました。
これに関してはネタとしての使い易さ以外にも、
「マミる」や「ほむほむ」は語感を理解する上で日本語能力が必要なのに対して
「僕と契約して、魔法少女になってよ」
というセリフは中国語に翻訳しても問題なく使えるというのも大きいかと思われます。
それと以下は上の話と関係ないのですが、うっかり紹介し忘れたまま今に至る「まどか☆マギカ」の中国語表記についての小ネタを少々。
「魔法少女まどか☆マギカ」の中国語表記は
「魔法少女小圓」
とするのが一般的なようです。「まどか」が「圓」表記になるのは、
「まどか」というのは日本語の漢字表記だと恐らく「円」か「圓」
→「円」は中国語だと一般的ではないので「圓」
という流れから来ているらしいです。
アニメや漫画に出てくるキャラで名前がひらがな表記の場合は中国語にする際に漢字をあてるわけですが、この「まどか」という名前は語感と漢字の関係上中国語に訳す際にちょっと難しい名前だという話を聞いたことがあります。
最近は「まどか」という名前は「圓」表記にすることが主流のようですが、昔は「きまぐれオレンジロード」の「鮎川まどか」が「鮎川丸子」という名前に翻訳されて広まってしまったなんていう悲劇(?)もありました。
丸子は中国語だと「肉団子」という意味もありますし、それに加えて「鮎」という字が中国語では「ナマズ」の意味になることから中国語版ではトンデモな名前のヒロインになってしまうという事態に……
ちなみに主要キャラの名前の中国語表記は
「暁美焔」、「鹿目圓香」、「美樹沙耶加」、「佐倉杏子」、「巴麻美」、「丘比」
となっているようです。
タイトルと違いキャラ名のまどかの方は「圓」表記だけでなく「圓香」表記の方もかなり使われているようです。
それから、
「丘比」
は「キュゥべえ」の中国語表記なのですが、実はこの表記、キューピーマヨネーズなどの「キューピー」の中国語表記と同じになってしまっています。
「丘比」は中国語の発音では「QiuBi」となるので「キュゥべえ」の音にわりと近い上に略称の「QB」ともしっくりくるのだとか。
この「キュゥべえ」の方の「丘比」は今年の「まどか☆マギカ」の勢いからか中国でもかなり広まっているようで、現在中国の最大手検索エンジンの百度(バイドゥ)で「丘比」でサイトや画像を検索してもキューピーの中国における合弁企業の「北京丘比食品有限公司 」や「キューピーマヨネーズ」関係のものよりも上に表示されるという事態になっています。
こういうのを見ると、「まどか☆マギカ」はスゴイ作品だったのだということを改めて実感しますね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
魔法少女まどか☆マギカ第3話に中国オタクも阿鼻叫喚状態