雑誌「プレジデント」最新号の

田原総一朗さんの記事、
「なぜ、日本のビジネスリーダーは劣化したのか」
が面白かったです。

「見どころのある人は常務止まり」

という言葉が印象に残ったのですが、
田原さんが出会って見どころがあるなと
思えた優秀な人物は、
”新しいことにたくさんチャレンジするから、
その分失敗もする”
のですが、日本の大企業は

”失敗してない人をトップに選ぶ”
から途中で失脚してしまうそうです。
「あいつは嫌いだ」と周囲から言われない人を

社長に選び、チャレンジ精神が強く、
個性的な人はトップに選ばれない。

それでは余計なことをやらないし、言わない、

じっとしている人が有利になってしまいます。

現在の当社にはあまり関係ない話でも、
歴史ある大企業を外から見ていて、

なんだか心当りを感じる話でした。

変革が迫られる時代に、

・人の意見を聞くが、決断は自分で下す

・責任は全て自分で負う

そんなプロ意識の高いリーダーを据えられないことは、
その会社にとって致命傷ではないでしょうか。

誰からも嫌われない代わりに、

社長になっても調整に終始しているようでは

何も変えられないし、
やっと決められてもタイムオーバーです。

もちろん単なる暴走だったり、失敗に対する
モラル低下の見極めは必要です。

しかし、将来に渡って会社の基本的姿勢としては
失敗よりも挑戦を高く評価する社風

あり続けたいと思います。