Togetterが気持ち悪いことと、最近のTwitterが残念なこと

なんていうと残念なのはお前だよ、と返されるのがいつものパターンなのだけど、かといって萎縮したくもないので書いておく。
もちろん、それぞれが違うタイムラインをみて、違う価値観を持っているのは理解しているが、相対論的に逃げては出来ないので、とりあえず僕ことmizchiが感じる実感で話をする。


コミュニケーションの場では、場に即した文脈と人格の共有がなされる。2chなら2chの、はてなならはてなの、増田なら増田のTwitterならTwitterの。
Togetterはたぶん、はてなTwitter半々ぐらいの割合で影響を受けてて、まるでホッテントリメーカーでつくったかのような記事タイトルが並ぶのだけど、どうも滑っている。が、書いた本人がドヤ顔してそうなのが鼻につく。繰り返すが、滑っているし鼻につく。僕がそう思っているだけかもしれないが、とりあえずほとんどの記事は、僕の感性において不快だと表明しておく。


っていうのは書いた人が悪いんじゃなくて、たぶん棲み分けができてないからで、本来、傾向別のまとめサイトとして分散されている役割を一つのサイトが担ってしまっているせいだと思うのだ。うまく棲み分けが出来ていない。名前出して悪いけど、@rkanbe氏はTogetterの権威を借りずに自サイトで運営すべきだ。「さまざまなめりっと」がそうだったように。

堅苦しい人達」について

勝間和代以降、Twitterが変わったなと感じるのは、パラノ的なユーザーの爆発的な流入で、なんかかたっくるしいユーザーが増えてしまい、今メインストリームの一角をなしていることだ。


二年ほど前はハイセンスな人が多かった。今思えば、僕がTwitterが面白い!と言い続けてきたのは、彼ら"だけ"を指してたのだと思ってしまう。
過去形なのは、彼らの居場所がTwitterになくなりつつあるからだ。ギークな連中はIRCにこもってるし、そうでない人は、フォローを絞ったサブアカウントに引きこもってしまっている。いずれも、よくみられる現象だと思う。気づかないのなら、情弱乙と言っておく。とりあえずそうなっている。


別にすべてのユーザーがハイセンスであれと言うつもりじゃないんだが、ハイセンスなそれを許容できるほど今のユーザー層が彼らにやさしくない。まるで異物か何かのように扱われているような印象さえ受ける。ネタにマジレスされるから、下手なこと言えない雰囲気ができてしまった。ネタにマジレスは悪だ。突飛なフレーズ見つけたらググれ。彼らは繊細なんだ。
個人的には、面白い発言が多段RTチェーンでレイプされるにつれ面白くなくなっていて萎える。まあ、RTの話は僕が落ち着かなくなるからやめよう。詳しくはそこの話題の記事一覧をみてほしい。


Twitterは、follow/removeによって延命できる、という指摘は正しくない。なぜなら、現実と同じく人間関係が関係性の上に成り立っているから、Twitter全体の傾向を受けてフォローした人、しいては自分も影響を受ける。結局はそうだ。


僕個人としては、「インターネットは低俗であらねばならない」という強迫観念があるんだけど、それを差し引いても、お高くとまってるユーザーが多くてイライラする。片っぱしからブロックしてしまう。僕はビジネスにも自己啓発にも全く興味がないし、そういう人達と交流をもちたいと思っていない。

それでも一番マシだから

それでも Twitterを続けるのは、今のところ一番マシなサービスだから。


でも、Twitterの一番の魅力だった、誰とでも簡単にアクセスがとれるし、ゼロからでも関係を作れる、という今までになかった独自性が、今失われかけているんじゃないかと感じる。昔よりも小さく排他的なコミュニティを形成する人が多くなった。それはしいてはmixiのような抑圧感につながっていくのではないか。


これさえなくなったら、僕はTwitterを続ける理由を見いだせないし、twitterをやめはしなくても、これ以上何かを期待することはなくなるだろう。
少なくとも、Twitterにおいてこれ以上マシな未来はありそうにない。それについては本当に残念だ。