The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

アメコミヒーローナイトに参加してきたよ!

 事の発端は5月の中旬にきたとあるメールであった。それはNHK BSプレミアムで放送中の「熱中スタジアム」という番組からのもの(ただしNHKそのものではなく番組の製作会社?から)だった。番組のテーマでアメコミを取り上げるということでブログを見てメールを送ってきたらしい。6月にBSで一挙放送される映画「バットマン」シリーズに関連した企画らしいですな。
 最初は半信半疑だったもののどうせ失うものなどないし、と思って返信し、そのまま番組に参加することになったのであった。
 2回のアンケートにメールで答えた後、NHKから直接電話。番組を見たことはないのでどんな番組か聞く。観覧ではなくあくまで番組参加だという。
 ブログを見て連絡をいただいたのは嬉しいが僕は決してコレクターでもなんでもないし、邦訳中心なので知識もそれほどあるわけではないがいいのか、と確認。好きなものを好きな風に語ってくれれば良い、とのこと。
 顔を晒すことには躊躇もしたのだが、ここで僕が番組参加を決めた理由は2つ。
 一つは番組の司会が中越典子だということ。僕はこう見えて(どう見えているというのだ?)女性芸能人に関しては極めてミーハーです。「サラリーマンNEO」でファンだったしね。
 もう一つは、単純にアメコミファンの方と知り合えるのではないか、ということ。あまりにも身近にアメコミファンがいないので少しでも話が出来ればいいな、と思ったのだ。
 一応顔を晒すことのリスクも考えてみたのだが・・・あれ?あんま無いな。ということで参加を決定。ちなみに今までTV出演したことはおそらくなし。昔とある理由で自分に関係ない大学の合格発表を見に行ったとき帰りの校門前でTV局の取材にあって嘘八百並べたことはあったが放送はされなかった(多分)。
 
 当日(5月28日)は雨。自由な服装で構わないとのことだったが一応アメコミ関連の物を探してみた。しかし僕はハードロックやアメプロ(WWE)のTシャツはたくさん持っているものの何気にアメコミ関連はほとんど持っていないのだ。仕方がなくいつもの服装にユニクロで買ったバットマンのTシャツ(つまり珍しくもなんともない)を申し訳程度に着込む。
 僕の髪は只でさえ不安定な上に湿気に弱いのでもしかしたらかなりみっともなくなっているかもしれない。もしものために以前「映画秘宝」の懸賞で手に入れた「デアデビル」のニット帽も持参。
 11時ごろにNHKに着くとそれらしいアメコミ柄のTシャツを着た方などをちらほらと発見。予想通りといえば予想通りだが女性はいない。
 控え室の大部屋へ案内されて簡単な説明。事前に決められた質問の答えをスケッチブックに記入。この時点ですでに参加者同士、話が盛り上がる。言っても全員趣味が共通しているという前提があるので初対面とは思えないぐらい打ち解けあう。当然コレクションを持ってきている方もいて中にはすごい希少な物も。光文社から出ていた「スパイダーマン」でグエン・ステーシーが死ぬエピソードを収録した巻や「スーパーマンVSモハメド・アリ」などを見せてもらう。いずれも名作と名高いエピソードだが実際の話を通して読むのは初めて。これだけでも来た価値があったな、と思う。
 
 スケッチブックの記入が終了し弁当の昼飯を食べるといよいよスタジオへ。ディレクターの方から説明を受ける。番組収録は一本2時間〜3時間ほどでそれが実際の放送は44分にまとめられる。
 司会はオリエンタルラジオ中田敦彦氏。エヴァンゲリオンジョジョファンとして知られているがアメコミはほとんど知らないという。彼が出演者を見渡して「男性ばかりですね。一人だけ女性がいますね(後述)。K-POPの時は女性ばっかりでした。逆にブルース・リーの時は女性一人もいませんでしたけどね。前回の里山の時は年齢が高かったです」というようなことを言う。やはりテーマによって性別年代は偏ってしまうようだ。ちなみに今回は性別はほぼ男性オンリーだが年代はそこそこばらけていたと思う。
 さらに「女性ばかりの回だとうらやましい、とか思うかもしれませんがそんなこと無くてやっぱり同じ年代ぐらいの男性ばかりの方がやりやすいです」というようなことを言ってかなり共感度がアップ。冷静に考えるとかなり長い前説に近い挨拶であった。
 いざ本番。詳しい内容は番組の放送後にもう一度書きたいと思うが最初がマーベルのヒーロー「スパイダーマン」と「アイアンマン」を主要テーマに。2週目分はDCのヒーロー「スーパーマン」と「バットマン」を主要テーマに番組が進行する。全体を通してのタイトルが「アメコミヒーローナイト」というわけ。
 
 で、主要目的の一つである中越典子さんは残念ながらお芝居(というからには舞台?)のためお休み。代役が声優の池澤春菜さん。僕は「ケロロ軍曹」の西澤桃華役ぐらいしか知らないがそれとは別に「SFマガジン」での連載は読んだりしている。彼女はアメコミにそれなりに詳しいらしい。声は当然、見た目もかわいらしい方だったが後で調べたら僕より年上だったのだなあ。
 解説はアメコミ映画のパンフなどではおなじみのアメキャラ系ライター杉山すぴ豊氏。赤尽くしの格好(Tシャツはアイアンマン)で本人によるとカーネイジ(スパイダーマンヴィラン)のイメージだという。
 ゲストは白戸家のお兄ちゃんでおなじみのダンテ・カーバー氏とディラン・マッケイや「仮面ライダーW」の刃野刑事でおなじみのなだぎ武氏。この時点で妙な安心感を得る。
 
 最初の収録は17時過ぎぐらいに終わり、再び控え室へ。
 ここで参加者の紅一点、光岡三ツ子さんに挨拶。というのも彼女ともう一人、柳亨英氏は杉山氏と同様アメコミ映画のパンフや解説などでおなじみで、実際のアメコミの邦訳出版に関わっている方でいわばプロのアメコミ関係者。なのでてっきり最初に名前を見たときは解説として呼ばれたのかと思ったのだが我々と同じ一般参加者ということらしい。でもとても光栄なことである。
 
 2週目分の収録も盛り上がり、番組は無事収録終了。記念品を貰いNHKを後にする。
 玄関前で知り合った方と話をしていたら後ろを池澤春菜さんがお帰りになっているところに遭遇。やはりとても可愛かった!こういうのがきっかけでファンになってしまったりするよね!池澤さんもさることながらそのほかの出演者もファンになってしまったよ。
 その後帰る方面が一緒ということで柳氏、光岡さん他の方々とご一緒させてもらい駅まで歩きながらアメコミの話を聞かせてもらったりした。
 
 結論から言うと1日では物足りないくらい盛り上がったのだが、実際に放映されるのは44分×2回分。なので編集の結果、僕がどのくらい映るかは正直分からない。結構頑張って喋ったつもりではある。中田氏の口から「小覇王さん」と呼ばれるたびに(このHNで出ています)妙に恥ずかしくはなるのだが(このHNアメコミと関係ないからなあ)少しは映っていると思う。
 
 が!僕はBSを見れないので自分がどう映っているか確認は出来ないのであった*1
 
 実際の放映は第一週目「スパイダーマン&アイアンマンナイト」が2011年6月9日(木) 深夜11:30〜深夜0:14と6月15日(水) 午後6:00〜午後6:44。
 第二週目の「スーパーマンバットマンナイト」が2011年6月16日(木) 深夜11:30〜深夜0:14と6月19日(日) 午後1:00〜午後1:44。ともに後者は再放送です。
 

熱中スタジアム 番組ホームページ

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 しかし、これで映画に引き続きTVデビューか。おいらも出世したもんだぜ(単なるエキストラと素人参加者です)。

*1:一応知り合った方に録画してもらい可能ならDVDに焼いてもらう予定ではある