●更新日 01/08●


ケーキ二重価格疑惑の有名店、消費者に怒りの反論!


グルーポンの騒動が発端となって、神戸・香記が販売するロールケーキの価格がサイトごとに異なるという疑問の声が続出した。

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2011年1月7日、当サイトでは同店に取材を申し込んだ。ネット上で起きている批判は、「勝手な勘違い」であるという。「皆さんが言われているのは商品単価だけを見られていると思いますので、送料を無料で販売させて頂いているものにつきましては、2800円のものが1400円という形で売らせて頂いているんですけれども」とのこと。

「商品価格が1800円のところを送料1000円というところを度外視して、何も考えずにそういうことを書かれているだけということです」と、ネット上での批判を一蹴した。それゆえ、価格上の不正に該当する行為は、一切なされていないと明言した。通常価格がサイトによって異なるという指摘について尋ねたところ、そういった事実はないという。そして、商品送料を考慮していないゆえの批判であり勘違いであると、再び述べた。

サイトの価格の違いという論点について、具体的にどこのサイトを指しているのかと、店から尋ねられたので、「Pita Ticket」、「楽天市場」、「品々プレミアムモール」であると答えた。すると店は、これらは商品が違うと説明した。確かに、Pitaでは「Oisi生ロールケーキ&生チョコロールケーキ」、品々では「Maboroshi生ロール」、楽天では「生ロールケーキ」と異なる商品名になっている。

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一方、いずれも生クリームを使ったロールケーキの外見や大きさ、原材料の表記は一致している。直径は約7cm、長さは約16cm、原材料は鶏卵、小麦粉(内麦粉・国産100%)、フレッシュクリーム(北海道産)、バター、砂糖、牛乳、蜂蜜、乳化剤である。これらの一致を指摘し、価格の違いを問題視する声もある。

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その点を挙げたところ、店の担当者は「商品が違うっていう言葉、聞こえませんでしたか」と激怒した。そして、「勝手に書いて頂いて結構ですよ」と激しい口調で述べた。最後に、ロールケーキの店頭での通常価格を尋ねると、「なんですか」と聞き返し、同じ質問をこちらが繰り返すというやり取りが続いた。

三回目の質問の後、問いには答えずに「だからネット上に出ている通りですので、悪く書いて頂いてもよく書いて頂いても何を言って頂いても結構ですよ」、「勝手にやって頂いて結構ですよ」と語った。ネット上で憶測が飛び交う一方、店の説明はそれらを全て否定した形となり、双方の主張は平行線をたどっている。



探偵T



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