間違ってほめた子供は、けっこう大変なことになる

「これはいいものだ。こうすればもっと良くなる」というコーチングのあれは、叩き要素をゼロに出来る状況を講師がつくりだした時にのみ通用する。お手本の模写で序列の下位に甘んじた子供をつかまえて、「これはいいものだ」とほめたところで、その空疎さを見抜かれる
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medtoolz @medtoolz

叩きよりもむしろ、賛辞が人を歪めていく

2012-11-08 09:06:42
medtoolz @medtoolz

あるいは、叩かれて歪んだ人をもとに戻すのはまだしもどうにかなる。賞賛されて歪んだ人はもうどうやっても無理。

2012-11-08 09:15:58
めぐ3☯️Town & Country2拠点暮らしクリエイター @d3g3b

こどもはほめて育てろ、といいます。そういった観点において、教育についてはいかがお考えでしょう? @medtoolz 叩きよりもむしろ、賛辞が人を歪めていく

2012-11-08 14:58:14
medtoolz @medtoolz

@d3g3b 間違ってほめた子供は、けっこう大変なことになるんじゃないでしょうか。。

2012-11-08 16:14:56
medtoolz @medtoolz

横尾忠則の絵の講義、子供に好きな絵を持ってこさせて模写させるというあれは、話題を続ける手段として本当によくできているなと思う。各人共通のお手本を模写させてしまうと、正確さという序列要素が生まれてしまう。結果として講師は、子供の瑕疵を指摘する必要に迫られる

2012-11-08 17:12:18
medtoolz @medtoolz

相手が「自然」であってもどうしても似たようなところがあって、人格要素がない以上、写真という正解が、子供の絵の前に立ちはだかる。子供に抽象画は厳しすぎるし、写真に勝てる画風をそこで確立できる子供もたぶんいない

2012-11-08 17:13:20
medtoolz @medtoolz

何かの対象を、プロの画家が持つ、いわば偏見を通して画像化した絵を模写すると、それぞれの子供に対して、どうしてその絵が好きなのか、どこが特に好きなのか、それを表現した子供の絵に、その好みはどう反映されたのか、その好みをもっとよく表現するにはどうすればいいのか、褒め要素がたくさんある

2012-11-08 17:14:38
medtoolz @medtoolz

「これはいいものだ。こうすればもっと良くなる」というコーチングのあれは、叩き要素をゼロに出来る状況を講師がつくりだした時にのみ通用する。お手本の模写で序列の下位に甘んじた子供をつかまえて、「これはいいものだ」とほめたところで、その空疎さを見抜かれる

2012-11-08 17:16:27
medtoolz @medtoolz

褒め方には手続きがあって、絶対に測定できないもの、叩きようがないものをまずほめて、「測定できないそれは、いいものだ」という論拠から、次の褒め要素につなげ、最終的に成果物をほめて見せないといけない。お城立てないといけないのに、地盤を無視する講師はけっこう多い

2012-11-08 17:17:51
medtoolz @medtoolz

たぶん「正解のあるものをほめてはいけない」という原則があるんだと思う。正解が決まっているものには必ず序列が生まれて、ほめることと正解を否定することとがトレードオフの関係になってしまう。

2012-11-08 17:19:46
medtoolz @medtoolz

「よくできたことの報酬は、それがよくできたということだけだ」と、三原順がはみだしっ子に言わせてた

2012-11-08 17:20:28
𝑯𝒊𝒅𝒆𝒌𝒊𝒉 @hidekih

おおおお、あまりに懐かしい。はみだしっこは私の中学生時代のバイブルでした。ちょうどブルースカイの頃でした。といって、アンジーが酒をおいていくんでしたっけ? RT @medtoolz: 「よくできたことの報酬は、それがよくできたということだけだ」と、三原順がはみだしっ子に言わせてた

2012-11-08 17:21:37
𝑯𝒊𝒅𝒆𝒌𝒊𝒉 @hidekih

@medtoolzさん、これですね。 / “2008-05-18 - uumin3の日記” http://t.co/PjjB26yc

2012-11-08 17:23:09
medtoolz @medtoolz

@hidekih こんなものも、ちゃんとネットに残っているものなのですね。。。三原順は漫画から語録から詩集から、けっこう持っているのです

2012-11-08 17:24:49
medtoolz @medtoolz

RT @lucifer_af: 「間違ってほめた子供は、けっこう大変なことになる」をトゥギャりました。 http://t.co/M0KHPqq1 個人的には、リンク先の漫画のイメージ http://t.co/Z8BoaAwL

2012-11-09 17:02:52
medtoolz @medtoolz

成果に到達できなかった人に対して、その過程をほめてしまうと失敗するし、正しい工程を踏まずに、たまたまいい成果に到達できた人をほめてしまっても、同様に失敗する。「正しくほめる」ことは、だからほんとうに難しいし、全行程見張ってないといけないから恐ろしく面倒くさい

2012-11-09 17:04:37
金平 恵介 @KKanehira

@medtoolz 教育ってそうなんだろうなぁ・・・

2012-11-09 17:13:02
medtoolz @medtoolz

@KKanehira 先生の数が10倍以上に増えても、「ほめる」はきっとそれでも遠いんだろうなと

2012-11-09 17:16:12
medtoolz @medtoolz

失敗したら叱ればいいのなら、成果に到達できなければ叩けばいいし、工程が間違ってたら叩けばいい。工程と成果と、ほめるべきは1/4で、適当に叩いてれば3/4成功で、教育にリソースぶち込めないのなら、ほめるよりも叩くほうが正解である可能性が高い

2012-11-09 17:06:10
medtoolz @medtoolz

「ほめてしつける」って口で言うのは簡単だし、それに成功したらすごい成果をあげられるのもまた確かなんだろうけれど、間違ってほめられて失敗した人もきっと多いし、叩かれた子供がじゃあ、みんなどうしようもなくなくなっているかといえば、案外そうでもない

2012-11-09 17:07:17
medtoolz @medtoolz

しつけの歩留まりみたいなので論じるのなら、親御さんがそこまで教育にリソースを割けず、なおかつ教育というものに対する知識や経験を欠いているのなら、ほめるよりも叱って叩くやり方をしたほうが、実は子供にとって安全なんじゃないかと思える

2012-11-09 17:08:31
くま @kumabcdefg

@medtoolz ただ、親も人間なので叱って叩くやり方を「コンスタントに」できないというか、忙しい時余裕がない時に親に当り散らされた経験はありませんか? おそらく普段から叱って叩くやり方だと、余裕をなくした時猛スピードで閾値が下がってしまう危険性と隣り合わせだと思います

2012-11-09 17:21:45