検索することを「ググる」というほど、私たちの検索アクションに欠かせない存在となっているGoogleの検索機能。しかし、最近ちょっとよからぬウワサが...。一部のブロガーさんの間で、「Googleの検索クオリティが下がっている」と指摘されています(英文)。皆さんは、この見解についてどのようにお感じですか?

 米Lifehackerでは、「Googleの検索結果の『お役立ち度』が下がっていませんか?」という旨の読者アンケートを実施。その結果、「たしかにそうだ」(33.83%)、「若干そうだ」(43.78%)をあわせると、77%以上もの回答者が、Googleはスパムっぽくなりつつあると感じているそうです。

もちろん、11%の回答者が「特段、変化はない」と感じており、3.5%の回答者は「Googleの検索結果は、より関連性の高いものになっている」と答えているので、一概に決め付けられませんが、回答者の大多数が、Googleの検索クオリティが下がり気味だと答えていることは、見過ごせない結果といえるでしょう。

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ユーザの中には、下降気味のGoogleの検索クオリティを他で補完する方法をあみだし、実践している人もいます。たとえば、米Lifehackerの読者さんたちは、次のような例を紹介しています。

読者Lelielleさん

stumbleuponツールバーの検索機能を利用している。まともな検索結果が得やすい。


コメンテーターsamssfさん

Google検索ページのサイドバーにある「もっと見る(More)」から「掲示板(Discussions)」を選択し、Googleの検索結果をフィルターしている。この方法だと、より有用な情報が得られる。たとえば、いいヘッドフォンについて知りたい場合「great headphones」というキーワードで検索しても、有用な結果はほとんど得られない。「head-fi」や「hardforum」といった、専門の掲示板で直接検索するのも手だが、Googleで検索し、これらの情報だけフィルターすると、有用な結果が得られる。「Yahoo Answers」からの検索結果はイマイチだが、検索クエリで「-site:yahoo.com」を追加すれば、これらの結果は取り除ける。


Benny Gesseritさん

検索結果をGreasemonkeyでカスタマイズしている。「ExpertsExchange」からすべて追い出し、広告をザッピングしている。特定のドメインをザッピングするというカスタマイズも行っている(たとえば、[anything].about.comなど)。こうすれば、有用でないリンクが上位に表示されたとしても、見なくて済む。


Google検索を使わずに、欲しい情報をゲットする方法としては、このほか、米Lifehacker記事「Top 10 Ways to Find Better Answers Online (that Aren't Google)(Google以外でベターな回答を見つけるための10の方法)」(英文)も参考になります。特に、検索エンジン「Duck Duck Go」は、読者alex.gaddieさんもオススメの、秀逸な検索ツールだそうですよ。

Googleの検索機能と別のツールを組み合わせる「ハイブリッド型」もよし、別の検索ツールに鞍替えするもよし、自分にとって一番使いやすく、効率的な検索方法を見つけるとよさそうですね。皆さんもオススメな検索方法がありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。

Kevin Purdy(原文/訳:松岡由希子)