AKB48の21枚目のシングル「Everyday、カチューシャ」が24日、CDショップの店頭に並び、所属レコード会社のキングレコードは初回出荷枚数がAKB48史上最多の145万枚に達したことを明らかにした。同シングルには8月発売の「22ndシングル選抜総選挙」(第3回総選挙)投票権が付いており、6月9日の開票イベントに向け、同選挙の投票受け付けも始まった。

 “国民的”イベントがいよいよスタートした。初回出荷枚数145万枚は、約110万枚だった前作「桜の木になろう」の初回出荷枚数を大幅に上回り、AKB48史上最高となった。

 AKB48の総選挙の注目度は年々増している。09年の第1回総選挙投票権が付いたシングル「涙サプライズ!」は出荷枚数が18万枚だったが、昨年の第2回総選挙では、投票権の付いた「ポニーテールとシュシュ」の初回出荷枚数が約50万枚と3倍に増えた。

 今回はその前回の約3倍が出荷されたことになり、来週発表される初週売り上げでも宇多田ヒカル「Addicted

 To

 You」の106・8万枚という女性アーティスト記録を更新することは間違いなさそうだ。

 またこの日、東京・水道橋のTOKYO

 DOME

 CITY

 HALLでは、AKB48グループの全公演を再現する「見逃した君たちへ」(24日~6月12日)のリハーサルが公開され、大島優子(22)宮沢佐江(20)らが出席した。

 大島にとって、同会場は昨年の総選挙で首位を獲得した思い出の場所で「まさかこの場所でライブを行うとは不思議な感じです。1年前と比べて大きくなったんだなと思いました」と感慨深そうに話した。総選挙の連覇については「五分五分です」と笑い、微妙な思いをのぞかせた。