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EU・カナダに「生きもの会議の足を引っ張ってるで賞」

2010年10月25日20時27分

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写真絶滅した鳥「ドードー」に扮して賞状を示すNGO関係者=名古屋市熱田区の名古屋国際会議場、志村写す

 議論の足を引っ張るのは、どの国? 名古屋市で開かれている国連地球生きもの会議(COP10)をめぐり、NGOの世界的なネットワーク「CBD(生物多様性条約)アライアンス」は25日、欧州連合(EU)とカナダに不名誉な「ドードー賞」を授与した。ドードーは絶滅した鳥の名前で、生物多様性の象徴とされる。

 授与の理由は、COP10の主要議題の一つ「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)」の議論で、両者が開幕後も非協力的な交渉態度を続けていること。NGO側は「27日からの閣僚級会合に向けて奮起を促したい」。

 また、国際環境保護団体「グリーンピース」は、森林破壊に手を貸した国や企業に贈る「ゴールデン・チェーンソー賞」に、パプアニューギニアを選んだと発表した。

 一方、ドイツに拠点を置くNGO「ワールド・フューチャー・カウンシル」は、コスタリカの生物多様性法を政策大賞の最優秀賞に選んだと発表した。国土全体の26%を保護地域に指定し、森林伐採の停止や土地の修復などで成功した点を高く評価した。(志村英司)

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