長寿樹ミカンを食べてみたい!

2010年12月27日(月) 19:25:37

今週末はもうお正月。

「♪もういくつ寝るとお正月〜」とか歌っている子供って、いまの日本にいるのだろうか。
まぁお年玉を楽しみにしている子供は多いかもだけど、すっかり日本人の正月感も変わった気がする。東京は特に。

お正月といえば思い浮かぶ絵は「コタツでミカン」だが、もうコタツのない生活も長いなぁ。少なくとも30年くらいコタツなしの生活だ。そりゃ正月感も変わるわ。

つうことで、正月つながりでミカンの話w

雑誌「自遊人」からのお手紙で知ったんだけど、ミカンの木は年を経るごとに良い実をつけ、樹齢35年、40年といった長寿樹ミカンの味は格別らしい。

でも、長寿樹ミカンは収穫量が年々下がっていくため、ただでさえ価格低迷に苦しんでいるのに生産効率が悪くなる。しかも大きくなりすぎると剪定や収穫が大変になるので作業効率も悪くなる。だから樹齢30年前後になった貴重な長寿樹ミカンは次々と伐採され、効率のいい若い木に植え替えられていくのが現実なのだそうだ。

実際、編集部で食べ比べたところ、驚くほど味が違う。つまり長寿樹ミカンの方がおいしいというのである。でも伐採されちゃうからほとんど流通していない。

おいしくなるのに、伐られていく…。
だから流通しない。つまりは我々は食べられない。
そんなっ!

で、編集部では農家と話し合いを重ねて、長寿樹の伐採を待ってもらうために「長寿樹のオーナー制」を始めたという。2010年は温州みかん98口、伊予柑34口の応募があり、一口につき長寿樹0.5本が守れるらしいから、温州みかん49本、伊予柑17本を伐採から守れた、とのこと。

これ、ボク、乗ります。
おいしいなら尚更。流通していない長寿樹ミカン、ぜひ食べてみたい。しかも基本的に無農薬・無化学肥料栽培らしいし(天候不順などの条件が悪い場合は例外もあるらしい。説明はこちら)。

ということで、温州みかんと伊予柑をそれぞれ一口ずつ申し込みしてみた。
届くのは来年の冬(つまり2011〜12年の冬)。忘れた頃に届くのがイイネ。

みなさんも、もし興味がある方がいたら、ぜひご一緒にオーナーに。くわしくはこちら

ちなみに「自遊人」の回し者ではありません。単に食い意地張ってるだけ。だって、長寿樹ミカン、食べてみたくない?

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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