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Amazon傘下のZapposで顧客情報が流出、2400万人に影響か

» 2012年01月17日 07時45分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Amazon傘下のネット通販会社Zappos.comは、社内ネットワークがサイバー攻撃を受けて不正アクセスされ、顧客の個人情報が流出したことを明らかにした。影響を受けた顧客は約2400万人と伝えられている。

 同社が1月15日付でWebサイトに掲載した情報によると、流出したのは顧客の氏名、電子メールアドレス、住所、電話番号、クレジットカード番号の下4けた、暗号化されたパスワードの各情報。一方、クレジットカード番号などの決済情報を記録したデータベースは不正アクセスの影響を受けなかったとしている。

 同社は問題の発覚を受けて全アカウントのパスワードをリセットし、ユーザーに新しいパスワードを作成するよう促している。また、同じパスワードや似たようなパスワードを別のWebサイトでも使っている場合は、そちらも変更することが望ましいとした。盗まれた情報を使ってユーザーをだまそうとする電子メールや電話があるかもしれないとして注意を呼び掛けている。

 米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerによれば、Zapposには問い合わせの電話が殺到したため、現在電話での問い合わせには応じていないという。また、この問題に関する同社最高経営責任者(CEO)の社内向け説明メールを掲載したページは、米国外からのアクセスがブロックされている。

(編注:2012年1月17日午前7時現在、Zappos.comサイトは国外からのアクセスを遮断している。)

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