Microsoftの月例更新プログラムで一部に不具合の報告あり

5月の月例更新プログラム「MS12-035」で不具合が生じたとの報告が寄せられているという。Microsoftは同プログラムについての解説ページを5月22日付で更新した。

» 2012年05月24日 07時31分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftが5月8日に公開した月例セキュリティ更新プログラム「MS12-035」によって不具合が生じたとの報告が相次いでいるという。米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerが5月23日のブログで伝えた。

 それによると、MS12-035を適用後、過去に配信された.NETの更新プログラム3種類の適用を何度も促されるようになったとの投稿がMicrosoftのフォーラムに寄せられているという。この問題はWindows XP、SBS、Windows 2003が影響を受けるとの情報もある。

 MS12-035は.NET Frameworkの脆弱性に対処する更新プログラム。サポート対象の全Windows向けに配布されている。SANSによれば、同プログラムは過去に配信された3種類の更新プログラムを置き換えることを意図したものとみられ、その過程に何らかの不具合が生じたと思われる。

 一方、MicrosoftはMS12-035について解説したページ(英語版)を5月22日付で更新し、「インストールの問題に対処」するため検出の変更を行ったと説明している。ただし更新ファイル自体を変更したわけではなく、既に問題なく更新を済ませたシステムに関しては何もする必要はないとしている。

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