家族、友だち、周りの人が、自分のことをどう思っているか気になることはありますよね。自分の知らないところで、一体どんなことを言われているのか、考えるだけで気分が悪くなる人もいるかもしれません。周りを気にしすぎるタイプの人は、そういう自分とおさらばして、モヤモヤした気持ちから解放されてみませんか?

Photo by Katelyn Fay.

 人から好かれたい、認められたいと思うのは、人間の自然な欲求です。しかし、周りの人に嫌われるんじゃないか? 相手の機嫌を損ねてしまうのではないか? などを恐れすぎてしまうと、逆に本当の幸せからは遠のいてしまいます

作家でコンサルタントでもあるJulien Smith氏によると、ほとんどの人が、他人が自分についてどのようなことを考えているかについて、あまりにも気にすぎていいるとのこと。そのことを考える行為自体が、自分をサンドバック状態にしているようなもので、増々ビクビクと臆病になっていってしまうのだとか。そこで、他人が自分のことをどう思っているのかを気にしすぎず、自尊心を取り戻すための考え方をご紹介しましょう。

今まさに、他人があなたのことを判断しているとします。そのことについてあなたはどうすることもできません。同時に、その人に好きになってもらう必要もありません。それは、それぞれの個人の問題なのです。世界を変えるような偉大な人々は、孤独感や、自分は嫌われているんじゃないか? 負け犬なんじゃないか? といった、邪魔な感情に囚われていません。

Smith氏は、さらに説得力のある鋭い解説をしています。その一部を引用すると、

例えば、インターネット嫌いの人の本当の問題は、すべての人が陰で自分のことを嫌っているんじゃないか? という偏執的な妄想を確信してしまうことにあります。

もちろんこれは真実ではありません。ほとんどの人があなたが生きているかどうかすら気にしていない、というのが真実です。自分の友だちも似たようなものだということが受け入れられると、本当に心から自由になれます。世界は広大で、あなたは小さな存在です。よって、思うままに生きて、そういうあなたが嫌いだという人のことは、考えるのをやめましょう

今まさに孤独感や負け犬の感情を味わっているかもしれませんが、心配はいりません。誰もがみな、そのような感情を味わっています。そういうことを考えるのがいかに当たり前のことなのか、気が付きましょう。世界で一番幸せで成功している(ように見える)人ですら、同じような感情を抱いています。しかし、成功する人たちはそれを過去の自分にします。あなたもそうしてください。

気にしすぎる人は、どこまでいっても気にし続けてしまうものです。たまにはこういうアドバイスを聞いて、違う角度から自分を見つめるのは大切なことではないでしょうか? ためる必要のないストレスはできるだけ減らして、心を解放し、快適な状態で日々を過ごしてくださいね。

The Complete Guide to Not Giving a Fuck | In Over Your Head

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)