ソニーおよびソニービジネスソリューションは3月19日、mmbiが提供するスマートフォン向け放送局「NOTTV」に、撮影・編集・字幕オーサリングなどに関わる放送制作機器一式を納入したと発表した。

mmbiは、V-High帯の14.5MHz(13セグメント)を利用し、2012年4月1日にスマートフォン向け有料放送「NOTTV」を開局し、3チャンネルのリアルタイム型放送と蓄積型放送(シフトタイム視聴/デジタルコンテンツ)を行う。

第1スタジオ/サブ、第2スタジオ/サブには、ライブスイッチャー「MVS-6000」、デジタルトライアックスカメラ「HSC-300/HXC-100」、有機ELマスターモニター「BVM-Eシリーズ」、デジタルワイヤレス「DWXシリーズ」などが納入された。

ビデオテクニカルセンター(VTC、回線・収録センター)には、ルーティングスイッチャー「IXS-6700」、XDCAMプロフェッショナルメディアステーション「XDS-PD1000」、HDCAM SR VTR「SRW-5800」などが納入された。

ポストプロダクションに納入されたのは、Media Backbone Sonaps、XDSタッチ送出システム、MAシステムなど。字幕オーサリングに、MXFファイル字幕オーサリング。

左から、第1スタジオ/サブ、第2スタジオ/サブ、ビデオテクニカルセンター

同放送局のシステムは収録から送出までファイルベースで行うが、ARIB TR-B31に準拠し、MXFファイルへ字幕重畳を行う事が可能な字幕オーサリングシステムも納入した。