サッポロビール、1年熟成のエビス 12月に発売
サッポロビールは30日、12月に1年間熟成させた「エビス」ビールを数量限定で発売すると発表した。通常のエビスビールの熟成期間は約1カ月半。これを大幅に長くすることで、雑味がなく香りが引き立つ丸みのある味になるという。都内で開いたエビスブランド戦略説明会で明らかにした。
販売数量は5000本前後を予定しているが、1本あたりの容量や価格は未定。寺坂史明社長は「必ずしも高級路線ではないが、技術力を高めるうえでも挑戦する」と説明した。
「エビス」の2012年販売数量目標は1000万ケース(1ケースは大瓶20本換算)。新CMの投入によるブランドイメージ強化を図るほか、日本記念日協会の認定を受け「エビス」ビール発売の日の2月25日を「エビスの日」と制定。催事などが少なくビールの総需要が減少する2月の需要喚起をねらい、販促キャンペーンを展開する。4月からは東日本大震災の影響を受けて販売を休止していた「エビス<ザ・ホップ>」も数量限定で販売する。〔日経QUICKニュース〕