先日の「就職できない若者は、地方議員への“選活”も視野にいれたら?」というエントリについて、
fresh524 さんが水俣市のデータを示したブログを書いてくださったので リツイートし、ブログにも紹介した。
そしたら翌日、下記のようにつぶやいてらした。
昨日はChikirinブログ http://bit.ly/hy3A4t に僕のブログへのリンクを貼ってもらったおかげで、アクセス数が2千を超えました(^o^)自分の文章がこんなにもたくさんの人の眼に触れるなんて嬉しい。ありがとうインターネット、ありがとうtwitter。
— S Konishi (@fresh524) 2011, 2月 20
で、思った。やっぱり工夫が大事だよねと。
インターネットは「価値あるもの」を提供すればそれなりに報いてくれる。
よく「インターネットは大海。いくら価値あるものを投げ込んでも見つけてもらえなければダメ」と聞く。
それはそうでしょう。
でもその一方で、「見つけてもらうためのプロモーション」ばかりやってても、見つけてもらったものに価値がなければ、それもまたお話にならない。
まずは「なんらか価値のあるもの」を作って、「どうすれば見つけてもらえるか」工夫するという 2段階が(あまりにも当たり前だけれど)必要。
そして、そういう人には、それなりに報いてくれるのがネットだと思う。
それともう一つ。「市場」には人を育てるという大事な機能がある。
ネットという市場ももちろん同じ。自分が発信したことに反応があったり、もしくはなかった時に「なぜだろう?」と考えることで、自分にフィードバックがかけられる。
どうすれば反応がもらえるだろう? 自分の欲しい結果が得られるだろう? と考えることができるんだよね。
株式市場も同じ。政治家や経営者の判断や方針発表によって株価が上がったり下がったりする。
それにより、政治家も経営者も「何が受け入れられ、何は拒絶されるのか」を学んでいく。
労働市場だって同じ。面接で落とされたら「なんで?」って考える機会がもらえる。
この市場の人材育成機能はとても大事で、だからこそちきりんは“市場がやさしくある必要はない”と思ってる。
ママが子供にやさしくすることは否定しない。
でも市場においては、価値のないものははっきり拒絶するほうがいい。
くだらないものを受け入れると、その人はずっと気がつかない。
それでは育たない。鍛えられない。いつまでも(市場で)通用するものを作れない。
市場は「厳しいからこそやさしい」んだよ。