会社で仕事をしていると、自分しかやっていない、面倒だけど一人で行うちょっとした作業というのが、意外にありますよね。これを誰かにやってもらえたらどんなに楽だろう...でも、そのために一日中付きっきりで引き継ぎ作業をするのもためらわれる...といった微妙な作業です。誰にでも思い当たるふしがあるのではないでしょうか?

 インディーズを中心に扱うオンラインCDショップ「CD Baby」の創業者Derek Sivers氏は、このような作業から解放されるために、以下の5つのステップで作業を引き継ぐようにしたそうです。

  1. 関係者を全員を集める。
  2. その作業の要点を説明し、質問に答える。
  3. その作業の工程を全員が理解できたか確認する。
  4. 一人を指名して作業のマニュアルを書かせる。
  5. 次回以降、担当者がいなくても誰でもその作業をするように伝える。

これを実施した2ヶ月後、Sivers氏は新しいプロジェクトの仕事に専念でき、事業も成長したそうです。

全員を集めて一度で周知徹底する、というのが大きなポイントのようですね。会社の規模や担当者の権限によっては、関係者全員を集めるのは至難の業だと思われますが、会社やチーム全体にこの考え方が浸透し、実際に行われれば、最終的には効率良くスムーズに全体の仕事が回転しそうです。

最初に重い腰を上げるところが一番大変かもしれませんが、些末な作業で仕事が停滞したり、行き詰まったりしている環境にいる人は、参考にしてみてください。

Kevin Purdy(原文/訳:的野裕子)