東電福島第2原発1号機、緊急装置が作動
経済産業省の原子力安全・保安院は午後7時に記者会見を開き、東京電力の福島第2原発1号機で原子炉格納容器内の圧力が高まり、午後5時35分に原発の安全性を最終的に確保するための装置「緊急時炉心冷却系(ECCS)」が作動したと発表した。「圧力容器か配管から冷却材が建物内に漏れ出した可能性もあり、引き続き確認中」だという。
また、東電の福島第1原発1、2、3号機で非常用電源が使えなくなっていたが、現在は電源が無くても動く装置によって冷却水が回っており、放射性物質などの漏れもないという。東北電力の女川原発では発電用のタービンがある建物から火災が発生し、消火作業中だが、放射性物質の漏れはないという。
ただ、この蓄電池は7~8時間程度しかもたないため、東京電力は電源車などを現地に向かわせ、外部からの電源確保を急いでいる。
関連企業・業界