NEWS(11/03/09 17:30)

Mac OS Xで定番のFTP/SFTPクライアント「Cyberduck」v4が公開、Windows版が登場

FTP/SFTP/WebDAV/Amazon S3/Azureなど幅広いプロトコルをサポート

「Cyberduck」v4.0.1「Cyberduck」v4.0.1

 Mac OS X向けの定番FTPクライアントソフト「Cyberduck」のWindows版が、8日に公開された。Windows XP/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「Cyberduck」は、オープンソースで開発されているFTPクライアント。SFTPやWebDAVといったプロトコルに対応するほか、“Amazon S3”“Windows Azure Storage”“MobileMe iDisk”“Google ドキュメント”といった各種オンラインストレージにも幅広く対応している。

 サーバーへの接続は、ツールバーにある[新規接続ボタン]から行う。一度接続したサーバーの接続情報は“履歴”へ保存されるほか、“ブックマーク”機能を利用して明示的に保存することも可能。また、「Bonjour」をインストールした環境ならば、LAN内にあるFTPサーバーを自動で探し出して接続することもできる。

FTP/SFTP/WebDAVのほか、各種オンラインストレージにも幅広く対応FTP/SFTP/WebDAVのほか、各種オンラインストレージにも幅広く対応

サーバーへの接続情報は“ブックマーク”で管理サーバーへの接続情報は“ブックマーク”で管理

 メイン画面はシンプルな1ペイン型になっており、サーバーへ接続するとリモートにあるフォルダやファイルがツリー形式で表示される。5GBまでのファイルをドラッグ&ドロップでアップロード・ダウンロード・移動可能で、サーバーとローカルPCのフォルダ同期機能も備えている。

 さらに、本ソフトの特長として、サーバー上のファイルを外部アプリケーションで編集できることが挙げられる。ファイルを選択した状態でツールバーの[編集]ボタンを押すと、当該ファイルを関連付けされたアプリケーションで開くことが可能。そのまま編集・保存すると、ファイルの変更がサーバーへも自動で反映される。

 その際、バックグラウンドで行われるダウンロード・アップロード作業は隠蔽されており、ユーザーはそれを意識せずに、あたかもサーバー上のファイルを直接編集しているかのようにファイルを編集できのが非常に便利。スクリプトのちょっとした不具合を修正したい場合などに役立つだろう。

サーバー上のファイルを外部アプリケーションで編集できるサーバー上のファイルを外部アプリケーションで編集できる

バックグラウンドで行われるダウンロード・アップロード作業は隠蔽されており、ユーザーはそれを意識する必要がないバックグラウンドで行われるダウンロード・アップロード作業は隠蔽されており、ユーザーはそれを意識する必要がない

【著作権者】
David V. Kocher 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
4.0.1(11/03/08)

(柳 英俊)