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FTPクライアント「FFFTP」開発継続へ 有志が引き継ぎ、新バージョン登場

» 2011年10月12日 20時31分 公開
[ITmedia]
photo ほぼ1年ぶりとなるFFFTPの新版「1.98」

 FTPクライアントソフト「FFFTP」の新バージョンが10月12日、リリースされた。同ソフトは定番ソフトとして広く利用されているが、今年8月末に作者が開発終了を表明。だが「いまだその需要は失われることはない」とオープンソースソフトウェア開発コミュニティー、SourceForge.JPで有志が開発を引き継いだ。

 公開された新バージョンは「1.98」。元の作者・Sotaさんが開発終了を表明した際の最終版「1.97b」(2010年10月24日公開)からほぼ1年ぶりの新版となる。現在、日本語版と英語版、ソースコードが公開されている。

 新版ではバグ修正のほか、アスキーモード転送時の漢字コード変換のUTF-8への対応、Unicode依存文字を含むファイル名への対応──といった新機能が追加されている。ただ、動作は確認しているものの「利用実績も少ないことから、まだ大きなバグが残されている可能性もあります」として、安定動作を求める場合は1.97bを利用するようすすめている。

 同ソフトはWindows用FTPクライアントの定番。Sotaさんが自分で使うために1997年ごろから開発してきたが、今年8月、Sotaさんが開発の終了を表明。その後、SourceForge.JP上で川本優さんらが開発を引き継いだ。

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