「何かあった時のために」というのはよくも悪くも魔法の言葉なんじゃないかな…時々思います。

「何かあった時のために」お金は分けて持っていよう。

「何かあった時のために」小さい袋を鞄に忍ばせておこう。

「何かあった時のために」常に眉毛は描いておこう。

ここ数年よく実行している「何かあった時のために」対策です。実際に「あー、あらかじめ実行/用意していてよかった」という事態にも遭遇しますが、気づけば日増しに対策がこじれていく…そんな時もあります。

お金を分けて持ったがあまりに、買い物したときに財布の中のお金がビックリするくらい足りなかったこと。小さい袋を用意しすぎて、キャンプができるんじゃと思うほど荷物を受け入れられる状況になっていること。寝るときも意味もなく眉毛を描いて寝たため、枕の上に敷いてあるタオルが真っ黒になっていたこと。

…どれも魔法の言葉で細かな説明や解釈を省いた故の副作用だと思っています。何故やるのか、どんなことが想定できるのかを立ち止まって考えて、「何かあった時」のその先、「何かって何だろう」まで考えられる「程度」を身に付けたいなと思う35歳でした。
さすがに「就寝眉毛」は翌朝の洗濯の手間を考え一旦中止しています。