イラン首都で「NARUTO」上映会 日本アニメのファン集う
【テヘラン=共同】イランの首都テヘランで12日、忍者を題材にした日本の人気アニメ「NARUTO―ナルト―」が上映された。日本のアニメはイランでも人気が高く、集まった子どもやファンは時折笑い声を上げながら映画を楽しみ、上映終了後には大きな拍手が起きた。
父親に連れられて会場に足を運んだ女子小学生、ザバルさん(11)は「イランでこんな映画はなかなか見られない。新鮮でとてもおもしろかった」とはにかんだ表情で話した。
午前中には、ナルトなどのアニメーション映画を手掛ける川崎博嗣監督らがキャラクターの動かし方などを指導するワークショップも開かれ、約20人の参加者が実際に使われた原画などを興味深そうに見入っていた。
参加者の男性、ボゾルグメヘル・ベフラングさん(23)は「初歩的なことかもしれないが、日本のアニメーションの制作過程を学ぶことができ、とても良い機会だった」と笑顔を浮かべた。
川崎監督は「イランで日本アニメの愛好家がこんなにたくさんいると知り、驚いている。今後も世界中の多くの人にアニメの良さを知ってもらうため、力になりたい」と語った。