日常的に自転車に乗る機会が多い筆者。10km程度の距離なら健康のことも考えて、自転車で移動しております。それほど高級な自転車に乗っているわけでもないので、頻繁に整備をするわけではありませんが、タイヤだけはこまめにチェックしております。空気圧が適正でないと、タイヤが傷みますし、段差を越える際にパンク(いわゆる「リム打ちパンク」というやつです)、なんてリスクもあるからです。しかし、短時間とはいえ空気を入れる作業は、筆者のようなぽっちゃり体型のおじさんには結構な重労働。空気を入れるのに疲れているようでは、自転車での長距離移動は危険です。そこで、「スマートエアポンプ M1 (Smart Air Pump M1)」なる、携帯型の電動空気入れを購入してみました。
本体だけを注文したつもりだったのですが、筆者が購入したショップでは、ケースが無料でサービスされて届きました(編集部注:ショップによってケースやケーブルなど付属品のサービスがあるようです。購入時にご確認ください)
左上が「スマートエアポンプ M1」、左下がサービス品のケースです。さらに、本来は別売のマイクロUSBケーブル(右側)まで無料でセットされていました。ラッキー!
箱の中に入っていたのは、左から説明書、本体とタイヤをつなぐチューブ、エアポンプ本体
本体サイズは、縦148.5×横77×厚み26.5mmで、重量は約400g。iPhone6 Plusと並べてみました
充電はマイクロUSBケーブルで行います(満充電まで約3時間)。今回はサービス品のケーブルがありましたが、「スマートエアポンプ M1」の箱の中にはケーブルやACアダプターは入っていません
口金は米式、仏式、英式に対応しています。また、アダプターを使えばボールなどでも利用可能。なお筆者は試していませんが、バイクや自動車の空気入れとしても使えるそうです
左側のスイッチを長押しすると電源が入ります。さらに、左側の小さなスイッチで空気圧を設定できます。最大空気圧は100 PSI(6.9 BAR)で、PSI、BAR、KPA、kgf/cm2の4単位に切り替えが可能です
自転車タイヤの適正空気圧をご存じではない方も多いかと思いますが、実はタイヤの側面に表記されています。筆者のタイヤの標準空気圧は300KPA(3.0kgf/cm2)と書かれています
指示どおりの空気圧を設定し、本体とタイヤをしっかりと接続したら、スイッチオン
おもちゃのマシンガンを撃ったようなサウンドとともに空気が注入され、設定した空気圧になると自動的に止まります。充填時間はタイヤの種類によって異なりますが、空気圧0から最大値まで空気を入れると4〜5分程度。
それでは、マシンガンサウンドをお楽しみください♪
形状はモバイルバッテリーそのものなので、持ち運びにも便利です。日常的な空気入れとしてはもちろん、外出先で急遽空気入れが必要になったときにも重宝しそうです。空気量が多いマウンテンバイクのタイヤでも一度の充電で3回は利用可能とのこと。ただし、実際に使ってみると4〜5分は結構長いです。自宅では疲れても通常の空気入れのほうが便利かも…。また、見た目とは異なり、USBの出力端子はありません。モバイルバッテリーとしても使えれば、さらによかったのにとちょっと残念な筆者でした。
日本では、空気圧を表すときにkgf/cm2を使うことが多いのですが、アメリカやヨーロッパでは、PSI(ポンド・スクエア・インチ)、BAR(バール)、KPA(キロパスカル)で表示するのが一般的です。「スマートエアポンプ M1」では、PSI、BAR、KPA、kgf/cm2すべての空気圧表示に対応しています。ちなみに、1BAR=100KPA、1PSI=6.89KPA、1 kgf/cm2=98KPAとなります。