PC遠隔操作:匿名化ソフト使用 「自殺予告」メール

http://mainichi.jp/select/news/20121114k0000e040234000c.html

警視庁などによると、「真犯人です」というタイトルのメールは、先月、犯行声明が送られた落合洋司弁護士を含め計7カ所に送られ、いずれも13日午後11時55分ごろに受信していた。メールには「ミスしました。ゲームは私の負けのようです。捕まるのが厭(いや)なので今から自殺します」「さようなら。また来世−−−」などと記載されていた。 添付された写真は同11時12分に撮影したとみられ、13日付の神奈川新聞の上にパソコンケーブルと人形が写っていた。7通とも同じ内容とみられる。

昨日は、松山に日帰り出張していて、午後10時頃に事務所に戻ったので、その後、主にメールチェックをしていたのですが、メールは、受信時間を見ると23時54分になっていて、その2分後くらいに私は気付いたと思います。前にきた時の送信元と同じメールアドレス(フリーメール)で、表題は「真犯人です。」とあって、内容は

おひさしぶりです。真犯人です。
ミスしました。ゲームは私の負けのようです。
捕まるのが厭なので今から首吊り自殺します。
楽しいゲームでした。
さようなら。また来世ーーー

というものでした。宛先は、私以外に、報道機関や記者等が複数入っていて、メールには、それらの関係者が、「真犯人」にメールで質問などをした際の内容が引用されていました。いたずらではなく本人からのものであることを明らかにしたいという意図があったのでしょう。メールには、ツイッターで既に公開しましたが、写真も添付されていて、上記の記事にもあるように、位置情報も含まれていた、ということですが、偽装されている可能性は高そうです。
上記のような内容でしたから、私は、発見後、すぐに警視庁へ通報し、メールも転送して提供しました。気になったので、早まるな、といったことを、おそらく見ているであろう私のツイッターアカウントからいくつか発したわけです。突然のことで、見て驚かれた方もいらっしゃったかと思いますが、こういう経緯でした。
メールの文面を見る限り、「真犯人」が、精神的に不安定になっている可能性は排除しきれない気はします。相談する人がいなくて困っている、といったことがあれば、ツイッターでも言いましたが、私に相談してもらって構いません。私も弁護士ですから、相談したいということであれば、守秘義務は厳然として存在しますし、捜査経験もありますから、今後の対応、身の振り方等々、相談には乗れると思います。
また、こうしたメールを送り、写真の位置情報を偽装したりして、捜査を撹乱したり世間を騒がせるのを楽しんでいるのであれば、もう、いい加減、やめたらどうかと強く言いたいですね。こんなことを繰り返していても誰のためにもなりません。持てる能力を、もっと世のため人のために活用することを考えるべきでしょう。
弁護士ではなく、一国民として敢えて言うのであれば、脅迫により多数の人を不安に陥れ、複数の誤認逮捕まで引き起こした、その責任は重大で、取るべき責任をきちんと取った上で、再出発すべきだと思います。ただ、そこまで踏み切れないのであれば、少なくとも、これ以上の犯罪行為や世間を騒がせるような行為は厳に慎むべきであると、「真犯人」には強く言いたいと思います。

2012年11月13日のツイート