iPad2、4万4800円から 日本できょう発売
米アップル、白色「iPhone4」も
米アップルは27日夜、タブレット型の多機能端末「iPad(アイパッド)2」を日本市場で28日に発売すると発表した。「iPhone(アイフォーン)4」の白色も同日発売する。アイパッド2は無線通信対応の機種と携帯電話回線を搭載した機種の2種類を用意。携帯回線を搭載したモデルはソフトバンクモバイルが回線を提供する。
アイパッド2はWiFiと呼ばれる無線で通信する機種の容量が16ギガ(ギガは10億)バイトのモデルで44800円、32ギガが52800円、64ギガが60800円。初代のアイパッド(16ギガ)の48800円(発売時)より少し価格を抑えた。
初代アイパッドに比べ厚さが33%薄く、重さが15%軽い。9.7型の液晶や2つのカメラを搭載。操作も高速化した。バッテリー駆動時間は最大10時間。
携帯電話回線を使ったモデルは1つの通信会社でしか使えないようにする「SIMロック」がかかっており、ソフトバンクモバイルが単独供給する。端末価格は最も安い16ギガのモデルの場合、月々の通信料金とセットで支払うプランを利用すると購入時の実質負担は無料になる。一括で購入する場合は56640円。
ただ、「SIMロック」がかかっているのは国内の携帯電話事業者のみでNTTドコモの回線は使えないが、海外の通信会社の回線はSIMカードを差し替えて使えるという。
アップルの直営店のほか、アップル製品を扱うソフトバンクショップや大手家電量販店約2800店のうち、約600店のみで販売する。それ以外の店舗でも予約は受け付ける。
28日午前9時から販売を予定しており、ソフトバンクの直営店では万が一の災害に備えて行列ができないように27日夜から整理券を配布している。アップルのオンラインストアでは29日の午前1時から販売を開始する。