2007年に発売された柴田恭兵&仲村トオル主演『勝手にしやがれ ヘイ!ブラザー』(1989年10月~1990年3月)のDVDソフトが単巻パッケージとなって9月に再発売。


東映ビデオ公式 DVD『勝手にしやがれ ヘイ!ブラザー』紹介

http://www.toei-video.co.jp/DVD/hey-brother.html


今月から日テレプラスで舘ひろし主演『刑事貴族』が放送開始。すでに第1話は放送済みだが、今月23日にリピートがあるのでご安心を。


日テレプラス 『刑事貴族』

http://www.nitteleplus.com/program/drama/deka_kizoku_01.html


本放送時、『勝手にしやがれ ヘイ!ブラザー』の後番組がこの『刑事貴族』であった。どちらも当時まだ残っていた“あぶ刑事”ブームのなかで作られて放送されていたもので、『勝手にしやがれ ヘイ!ブラザー』はキャストばかりではなく、製作プロまで一緒。上述のDVD公式サイトに書かれてある通り、“あぶ刑事”の番外編といった趣で、さらに同じく横浜が舞台であるからして、連ドラ『もっとあぶない刑事』(1988年10月~1989年3月)&映画『もっともあぶない刑事』(1989年4月公開)以後のロケ風景(ベイブリッジの通行やマイカル本牧周辺)まで楽しめる。


『刑事貴族』のほうも舘ひろしが出演していた第1シリーズ前半は『あぶない刑事』の色合いが濃く、東宝の制作ながらスタッフ面でも局側プロデューサーに初川則夫、監督に長谷部安春など『あぶない刑事』を作ってきた人たちが関わっている。『にっぽんの刑事 スーパーファイル』の拙文にも記してあるが、『刑事貴族』という作品は、『あぶない刑事』やその後の似たような刑事ドラマが作っていた、クダけた感じをリセットしたものであると同時に、じつは意外とハードボイルドだった『あぶない刑事』の初期世界観を再び目指したものとなった。


舘ひろしは自分的にはこちらが気に入っていたけど、初共演となった柴田恭兵との掛け合いに流されていったのと第7・8話から登板した村川透監督の手によって、『あぶない刑事』は〝ああいうもの〟になってしまったらしい。


映画秘宝EX にっぽんの刑事スーパーファイル (洋泉社MOOK 映画秘宝EX)/洋泉社

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東映チャンネルで放送中の『鉄道公安官』は二話連続なので来週放送分で早くも折り返し。その第22話「山口線・SL大追跡」から『大都会PARTⅢ』(制作・日本テレビ‐石原プロ)終わりで星正人がレギュラー入りしてくる。星は後番組の『ドーベルマン刑事』にも出演していて、二年間3番組もの間で、ずっと刑事役をやっていたということになる(まあ、厳密にいえば『鉄道公安官』は刑事という身分ではないが)。


東映チャンネル公式 『鉄道公安官』紹介

http://www.toeich.jp/program/1T0000010638/201607


最近の東映チャンネルは良好な蔵出し作品は出してくるわ、リピート放送も厚いわ、文句のつけどころがないのだが、それでも一つだけ言わせてもらうと、そのリピート放送に、見逃した人や録り逃した人向けに、しばらく経ってからの集中リピート放送を設けてほしいところ。観るべきものが少ないのだが、ホームドラマチャンネルのその編成は気に入っている。


既報でお伝えした、7月から日本映画専門チャンネルで放送の松平健主演『走れ!熱血刑事』は、「ひるおびドラマ」枠にて平日毎日2話連続での放送となっている。それだとHDDレコーダーにはハイペースで溜まっていくので、容量がいっぱいの方は、いまのうちに整理を。


日本映画専門チャンネル公式 『走れ!熱血刑事』紹介

http://www.nihon-eiga.com/program/detail/nh10006476.html


それから、7月から時代劇専門チャンネルでは“古い時代の物語劇”という括り(笑)で、どういうわけか『西遊記』を放送していく。


時代劇専門チャンネル公式 『西遊記』紹介

http://www.jidaigeki.com/program/detail/jd11001000.html