中江有里、森喜朗会長の「女性が…」発言問題に「謝罪撤回したからといって、この問題は消えるわけではない」
スポーツ報知
6日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜・午前8時)で、女性蔑視と受け取られる発言が波紋を広げている東京五輪組織委員会の森喜朗会長が4日、都内で会見を開いたことを報じた。
森氏は、発言について書面を見ながら「五輪パラリンピックの精神に反する不適切な表現だったと認識している。まず深く反省している。そして発言した件について撤回したい。不愉快な思いをされた皆さまにはおわびを申し上げたい」と謝罪した。
一方で会長職の辞任については「辞任するって考えはありません」と断言し、「一生懸命、献身的にお手伝いして7年間やってきた。自分からどうするってことはない。みなさんが邪魔だとおっしゃるなら、おっしゃる通り老害を掃いてもらえたらいい」と話した。一方で、記者に向かって「面白おかしくしたいから聞いているんだろう?」といら立つ場面もあった。
リモート出演したコメンテーターで女優の中江有里は今回の問題に「いろいろ突っ込みどころがあるので」とした上で「謝罪撤回したからといって、この問題は消えるわけではないと思うんですね」と指摘した。
さらに「むしろ、女性蔑視であるとか女性への偏見での森さんの思いがここに出てしまっている。そして、それが臨時評議会の場でお話になったことで、臨時評議会の場でもいさめる発言がなかったわけじゃないですか、そこに問題があると思うので、これをひとつの契機として、そうしたものをなくしていくっていうことにつなげていかないといけないんじゃないかと思いました」とコメントしていた。