郡山爆発 事前にガス会社が配管の腐食確認、店に指摘 漏れて店内に充満か

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爆発で店舗の外壁などが広範囲に飛散した現場周辺=福島県郡山市で2020年7月30日午前11時18分、本社ヘリから長谷川直亮撮影
爆発で店舗の外壁などが広範囲に飛散した現場周辺=福島県郡山市で2020年7月30日午前11時18分、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 福島県郡山市の大手飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」郡山新さくら通り店が爆発し、1人が死亡、19人が重軽傷を負った事故で、店内を通るガス管の一部で腐食が進んでいたことが捜査関係者への取材で明らかになった。事前に点検したガス会社が腐食を確認し、店側に伝えていたという。県警は、腐食部分からガスが漏れて店内に充満し、爆発につながった可能性が高いとみて、配管の管理に問題がなかったか調べる。

 捜査関係者によると、ガスの配管は金属製で、屋外のボンベから調理場の床の上を通ってガスコンロや給湯器などにつながっていた。現場検証で見つかったガスコンロ近くの配管の一部が、さび付き腐食が進んでいたという。6月30日にガス会社が定期点検した際にガス漏れなどの異常はなかったが、腐食が進んでいることを確認し、店側に伝えていたという。

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