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2020年9月3日 放送
クッションから包丁まで!1日2億円売る男
実演販売のプロ集団
- コパ・コーポレーション 社長 吉村 泰助(よしむら たいすけ)
店頭やテレビショッピングを舞台に、巧みな口上と実演を駆使して商品を売る実演販売員たち。そんな彼らを束ねる異色の会社がコパ・コーポレーションだ。「宣伝屋の商品なんか信用できない」と言われた過去の悔しさをバネに、"清く正しく美しく"をモットーとして実演販売員たちを育成・組織化し、他に例を見ないプロ集団を作り上げたのが、社長の吉村泰助。いまや年商は56億円。この6月には上場を果たした。テレビなどでおなじみ、カリスマ販売員として知られるレジェンド松下は、この会社の幹部だ。コロナ禍でも次々に商品をヒットさせる新時代の売り方とは?
社長の金言
- 実演販売は 清く正しく美しくTweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
どんな商品でも実演できる!販売㊙ノウハウを大公開
いま、Gゼロクッションという商品が売れている。2年前の発売以来、累計80万個。人気の秘密は、1日2億円を売り上げるカリスマ販売員・レジェンド松下による実演販売。生卵をのせて、その上から座っても割れないというパフォーマンスが印象的だ。レジェンド松下はある会社に所属している。その名はコパ・コーポレーション。実演販売員32人を束ねる会社だ。「うちは実演販売業界のリーディングカンパニー」と語るのが、創業者の吉村泰助社長。吉村は、実演販売のスキルを理論化し、教科書まで作成。多くの実演販売員を育ててきた。この吉村理論を学べば、どんな商品でも対応できるという。その現場をカメラがとらえた!
コロナ禍でも売れる!新時代の販売方法とは?
今年6月、コパ・コーポレーションは東証マザーズに上場を果たす。しかし、コロナの影響で店頭での実演販売ができなくなってしまった。そこで新たに始めたのが、店頭のモニターを使ったオンラインの実演販売だ。1店舗だけでなく、同時に多店舗での実演販売が可能になるメリットがあるという。また、コロナ禍での売り方に困っていた大手企業や食品メーカーからは、コラボ動画の依頼が殺到していた。その一方で、水だけで汚れが落ちるという布巾、パルスイクロスが巣ごもり需要で急激に売り上げを伸ばしていた。さらに、意外なヒット商品も…それは“くもらないメガネ拭き”。レジェンド松下も予想外だったという、そのワケとは?
ゲストプロフィール
吉村 泰助
- 1968年8月新潟県新発田市 生まれ
- 1990年國學院大学文学部卒業
- 同年日本シール株式会社専属宣伝販売士として所属
- 1998年コパ・コーポレーション設立
- 2020年東証マザーズ上場
企業プロフィール
- 本社所在地:東京都・渋谷区
- 売上高:56億円(2020年3月期)
- 従業員数:30人
上場を果たしたとき、「実演販売士の会社が」と話題になった。あまりリスペクトは感じなかった。みんな知らないのだ。自分が押す商品は 他社のものを含めて徹底的に使い倒す。だから主力アイテムは意外なほど少ないし、調理器具や掃除用具など、商品としては地味なものが多い。優れているところを上手に正確に指摘して売る。レジェンド松下の1日の最高売上は2億円を超える。黙って店に並べれば売れる時代ではない。だから小売りは何とかしなければならないが、どうすればいいのかわからない。コパの快進撃は、続くだろう。