子どもたちがソーシャルメディアやオンラインのマルチプレーヤーゲームに興じたり、さらに広いインターネットの世界に足を踏み入れたりするようになると、親からすれば、おびただしい数の懸念材料が出てきます。

子どもをネット上の危険から遠ざけるために

真っ先に挙げられるのは、サイバーいじめ、ヘイトスピーチ、そしてポルノでしょう。

ですが、性犯罪者などの不審人物がオンライン上にいることもリストのトップに置くべきです。

そうした性犯罪者は、オンラインマルチプレーヤーゲームやチャットアプリを、被害者になる子どもを探して誘い出すための絶好の場所と考えています。

子どもたちにオンラインの安全について話し、子どもが何にどれくらいの時間アクセスできるかを制限し、子どもが不適切なコンテンツや会話に対処(必要に応じて報告)できるようにすることが、とても重要です。

また、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学で犯罪学を研究するMichael Salter准教授は「New York Times」に対し、手はじめとして、信用できないオンラインの「友だち」の特徴を示す危険信号のチェックリストを子どもに与えるといいと話しています。

オンライン上の不審人物かもしれないチェックリスト

  • 自分たちの関係を秘密にしようと言う。
  • たくさんの個人情報を聞き出そうとする。
  • 頼みごとを引き受けたり、プレゼントをあげるなどの約束をする
  • 複数のプラットフォームやサービスから連絡をとろうとする。
  • 子どもの外見について、踏み込んだ話をしようとする。
  • 直接会うことを求める。 など

こうしたリストを紙に書きだして、子どもが使うデバイスの近くに貼っておけば、この考え方をしっかり教え込むのに役立つでしょう。

インターネットの安全に関する話し合いは、常にオープンにして、継続的に行うように心がけることも大切です。

自分(または、ほかの誰か)がオンラインでとった言動のせいでトラブルに巻き込まれるのではないかと心配している子どもたちは、そうした言動を隠そうとする傾向があります。

そうならないように、不安なことがあったら何でも話せる雰囲気を作り、問題解決を助けられるようにすると良いでしょう。

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Image: Shutterstock.com

Source: New York Times

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文