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西武新宿駅~新宿駅を結ぶ地下歩道「新宿駅北東部地下通路線」の都市計画決定

2021年11月26日 告示

西武新宿駅とJR線/東京メトロ丸ノ内線 新宿駅を結ぶ地下通路についての都市計画変更が決定・告示

 東京都新宿区の西武新宿駅とJR線/東京メトロ丸ノ内線 新宿駅を結ぶ地下通路「東京都市計画通路 新宿駅北東部地下通路線」の都市計画が11月26日、決定・告示された。

 新宿を“グランドターミナル”化するための一体整備の一環として、2021年4月に都市計画変更の手続きが進められていたもの(関連記事「西武鉄道、『西武新宿駅と東京メトロ丸ノ内線新宿駅をつなぐ地下通路』の整備に向け検討・協議」)。

 西武新宿駅~新宿駅間の地上部の移動は幹線道路や駅前広場を横断できる空間が狭い一方、地下通路は新宿サブナードやメトロプロムナードへ迂回するようなルートでのアクセスが必要となっている。元々、西武新宿駅~新宿駅間の直線的な地下歩行者ネットワークについては、西武鉄道新宿線の複々線化計画(地下急行線)の改札外コンコースとして整備される予定だったが、本計画を廃止。

 新たに、「東京都市計画通路 新宿駅北東部地下通路線」として、総延長約280m、幅員6~18mの地下通路を整備する計画。新宿サブナード~メトロプロムナード間はおよそ140mの距離となる。

 本地下通路により、西武線~JR線/東京メトロ丸ノ内線の乗り換えを地下でスムーズに行なえるようになるほか、ネットワークが地上/地下と重層化することによる歩行者流動の分散化、新宿サブナード~メトロプロムナード間のバリアフリー動線の形成といった効果が見込まれており、事業予定者である西武鉄道が4月に発表したプレスリリースによると、西武新宿駅~メトロプロムナード間の所要時間が現状の約11分から約5分に短縮するとしている。

位置図
「東京都市計画通路 新宿駅北東部地下通路線」のイメージ
新宿駅の地下歩行者ネットワーク