薩摩戦法『捨てがまり』も?~司馬遼太郎「創作」を「捜索」せよ!

togetterにはかなりの関連まとめもあり、何度も語られた話題ですが、あらためて聞くとやっぱりスゴイですね(プラスにもマイナスにも)
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島津中務大輔豊久 @kubi_oiteke

@maomasa0219 見つけたぞ赤備え! 命捨てがまるは今ぞ!首置いてけ!井伊の赤鬼が首置いてけ!首級じゃ!大将首だろう?大将首置いてけ!首置いてけ!首じゃ首置いてけぇぇぇぇぇぇぇぇ! pic.twitter.com/JT9xbw6gA8

2016-09-11 17:12:46
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まとめ 「司馬遼太郎はどういう風に、シロウトをだましてきたのか?」(※褒め言葉) ホントはタイトル「司馬遼太郎作品の史実と創作部分」みたいな穏健なのも考えたのだけどね…冗談抜きで、ホントに『作家』司馬遼太郎への称賛として「シロートをだましてるなあ」と。それはシロート代表の当方が認定する。 そのへんのことをいろいろと。 300632 pv 1869 391 users 476

まとめ メッケルが関ヶ原の布陣図を見て「西軍の勝ち」といったのは創作の疑いがあるという話と当時の混乱した状況 メッケルと司馬遼太郎に関しては確実な証拠が有るわけではないので「ほぼ」ってことを強調しておきます。 追記 色々調べられた方のお陰で海音寺潮五郎の名前も出て来ました。創作なのか?だとしたら司馬なのか海音寺なのか?謎は深まりました。 66049 pv 579 76 users 25

まとめ 「メッケルの関ヶ原西軍勝利判定」伝説は何故生まれたのか?―戦前刊行のメッケル文献に「関ヶ原」の記述があり、その影響で.. 海音寺潮五郎、司馬遼太郎が創作したとされる「ドイツの戦術家の西軍勝利判定」だが、 A「来日したメッケル教官が、参謀演習旅行を企画し、現地で戦い方を論じた」 B「メッケル教官が出した兵站の問題について、「関ヶ原の戦いではどうだったか…」と日本の陸軍学生が悩んだ」 戦前から存在したAとBの故事(別々の話)が、戦後になると「合成」されてしまい、あたかも「事実」であるかのように、ひとり歩きしたと思われる。 21379 pv 226 5 users 9

まとめ 「戦車の砲がヤスリで削れた!」のデフォルメ画から始まる、司馬遼太郎「戦車エピソード」の検証と議論 司馬遼太郎のエッセイ集「歴史と視点―私の雑記帖―」(新潮文庫) http://www.shinchosha.co.jp/book/115226/ は、ごく薄い本ながら、司馬遼太郎の数多い作品の中でも金字塔的作品という人もいます(俺とか)。 特に、召集された司馬氏が戦車隊に配属された経験をつづった一編は、「砲とヤスリ」の話と「ひき殺していけ」が非常に有名。しかし、有名なぶんだけ異論も多く、以前から秦郁彦氏らが検証文を書いたり、議論になっていました。 その話に関連したツイートを本日偶然目にしたので、思い出してちょっとまとめてみました。結局どうなったんだろう? 81655 pv 271 24 users 151

まとめ 瀬戸の住人(@ Seto_Zyunin)さんによる、司馬遼太郎と戦車 せっかくなのでまとめました。 5392 pv 22 1 user 2

まとめ 男塾の民明書房は、活字をそのまま信じるなという「メディアリテラシーのワクチン」だったのでは〜他の漫画の「もっともらし.. 「魔斗雌(まとめ)」…遠く中国に源流を発し、多く鳥がさえずる時に発生するエネルギーを集約し、ひとつの固まりとする大変危険な物体である(後略) 64962 pv 174 55 users 269

有隣堂 戸塚モディ店 @yurindo_totsuka

【新書オススメ】 発売以来勢いが止まらない 平山優先生「戦国の忍び」(角川新書) 本日どどん!と再入荷いたしました!新書売場E-1-3の棚前平台とコミック売場側の話題書コーナー平台にございます。発売後すぐに重版も決まった話題の新書、本っっ当に面白いです!ぜひぜひお読みください!〈モディY〉 pic.twitter.com/O1B4itnKsT

2020-09-24 12:01:26
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「捨てがまり」「軒猿」の謎、そのほか(平山優氏)

K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

山梨在住の歴史学者。健康科学大学特任教授。ポニーキャニオン所属。著作は、『戦国大名領国の基礎構造』(校倉書房)、『天正壬午の乱』(戎光祥出版)、『武田氏滅亡』(角川選書)、『戦国の忍び』(角川新書)など多数。

K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

拙著『戦国の忍び』についての、コメントをぼつぼつ見かけるようになりました。その中に、「すてかまり」は島津の戦法であり、「かまり」は関東、中部、東海地域でしか管見されない呼称だという拙著への疑問が提起されています。それについては、ぜひ史料的根拠を掲げていただきたいですね。

2020-09-24 17:20:52
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

アタクシは、実は島津の文書や、『薩藩旧記雑録』なども一応みましたが、どれにも登場しないのです。島津は、桐野作人さんがすでに研究に手を染まられておられるので、アタクシは今回は回避したのです。念のため、桐野さんにご教示を乞うたところ、アタクシとおなじ見解で、たぶん創作です‼️

2020-09-24 17:25:24

「捨てがまり」考察については、詳しくはこちらを

まとめ 【追加あり】「薩摩・島津の捨てがまり」が言われ出した起源の考察 https://togetter.com/li/1597519 と合わせてお読みください。その有無は置いておいて、「そんな話が言われ始めたのはいつからだろう」という考察です 56869 pv 471 144 users 142

札幌のトラさん(中庸) @trapezohedoron

豊久:兵子ども!撃ち方構えぃ!!死ぬるは今ぞ!!敵は最強 徳川井伊の赤備え 相手にとって不足無し 命捨てがまるは今ぞ!! #drifters #ドリフターズ pic.twitter.com/pwUEGfFW39

2016-10-07 23:05:58
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K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

では、誰が創作したか?桐野さんは、司馬遼太郎ではないかとのこと。確かに、漫画なども、司馬さん以後に、「すてかまり」が登場するのです‼️じゃあ、「すてかまり」は創作かといえば、管見の限り、最古の記述は、『甲陽軍鑑』に一ヶ所だけ登場する「すてかまり」でしょう。なので、地域は一致し、

2020-09-24 17:29:09
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

任務も伏兵の一種といえ、拙著の指摘は変更に及ばずということになります。一行書くのに、どれほどの苦労と、準備をしているか、おわかりいただけましたでしょうか?でも、もし一次史料で、発見できれば、それは喜ばしいことです。その時は、修正したいと思います。

2020-09-24 17:33:00

小説は小説でいいのだが……質問されるんだ皆さんに

リアル農夫houmei@【JCU】マイクラ城郭再現【BE勢】 @nouhuhoumei

@HIRAYAMAYUUKAIN なんか1ジャンルできそうな感じですね。創作歴史学:小説家や創作者の作り話がいつから登場して定着するかを作品から拾って確認する。という感じで。

2020-09-24 17:38:06
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

司馬遼太郎さんは、小説の中で、いかにも史料的根拠ありげに、エピソード風に自分の創作話を盛り込みやがるから、スゲーやっかいなんすよ😅

2020-09-24 17:43:05
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

もうひとつ、司馬遼太郎さんの疑惑。上杉の忍びを「軒猿」だって広めたの、司馬さんじゃあなかろうか?まだ確証はないのだが、彼の小説を若いころ読んだ、うっすらした記憶を手繰ると、そんな気がする。皆さんは、どう思いますか❓️😳

2020-09-24 18:31:11
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

誤解を生む表現だったかなぁ。アタクシたち、専門家は、小説だから何とも思っていないんですよ。ところが、一般の方から、司馬遼太郎さんは、このように書いて指摘していますよ、どうなんですか?と聞かれるわけです。アタクシらも、質問されると調査せにゃいかんのですわ。んで、司馬さんの該当部分を twitter.com/oz_bq/status/1…

2020-09-24 22:48:12
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

探して、読んでみると、いかにも根拠となる史料がありそうな書きぶり。こっちも、知らないのは困るし、自分が知らないだけかもしれないのは、なおいやなので、一所懸命、文献をあたるわけ。でもたどり着けず、どうもこの書きぶりすら、創作だってなると、時間の無駄だし、力が抜けるのですよ。

2020-09-24 22:49:55
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

その時の脱力感と、虚しさって、わかっていただけるだろうか?アタクシ個人は、司馬さんの小説家の力量は、すばらしいと思う。もちろん、作品によって程度の良しあしがあるのは仕方ない。問題なのは、真に受ける人がいて、それをぶつけられるため、とばっちりを受けるのが困ると言いたいのです。

2020-09-24 22:51:38
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

小説家の皆さんは、堂々と、歴史をベースに、フィクションで面白い物語を紡いでいただければいいと思います。読み手のみなさんは、あくまで小説だと認識して物語を楽しんでいただければ。そして、歴史の史実とは別の流れなのだということをご理解くださればいいと思います。

2020-09-24 22:58:22
K・HIRAYAMA @HIRAYAMAYUUKAIN

@genwat あれは、司馬さんの意図を超えて、多くの人が歴史観やイデオロギーの武器にしはじめたので、近現代史の研究者が反応したのです。そうでなかったら、別に議論の対象にはしなかったでしょうね。小説なんですから。

2020-09-24 22:59:54
かすてん @kasuten

@nouhuhoumei @HIRAYAMAYUUKAIN 創作歴史事典みたいなものが必要ですね。軍記物の検証事典も欲しいですが。

2020-09-24 17:51:44
リアル農夫houmei@【JCU】マイクラ城郭再現【BE勢】 @nouhuhoumei

@kasuten @HIRAYAMAYUUKAIN とりあえず時代小説の編年史が必要ですね。その上で用語の変遷を追わないと。

2020-09-24 17:56:16
かすてん @kasuten

@nouhuhoumei @HIRAYAMAYUUKAIN そんな事典欲しいですが、どなたが編纂作業を引き受けてくれるのだろうかと思ってしまいます。あるいは誰が猫の首に鈴をつけるのかとか。

2020-09-24 21:39:12
ロクハラ@恋愛垢 @riboru817

@HIRAYAMAYUUKAIN 島津の撤退戦で出てくる「すてかまり」は一次資料では見られないと。勉強になります。

2020-09-24 21:59:47
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