稲垣吾郎さん、フィルムカメラの「沼」に ネガに残る香取さんの笑顔
増田愛子
稲垣吾郎には20歳の頃、フィルムカメラに熱くなった時期がある。「仕事場でメンバーを撮ったり、海外での仕事に持って行ったり。フィルムを詰めて撮影するのが楽しくて」
3年ほど前、保存していた当時のネガを現像したいと思ったのがきっかけで、自分の中のブームが再燃した。「最初はデジカメだったんですけれど、若い時にやっていたフィルムカメラも、もう1回やってみようかなと。それからはもう、一気に『沼にはまる』ってやつですよね」と笑う。
今では家に約200台。ほとんどが電池を使わない機械式だ。「工芸品としての美しさみたいなものも感じられて、そこに魅了されました」。自宅に作った暗室で、撮影したモノクロフィルムを現像するのが趣味になった。
「僕は過ぎ去るものに対して…