石川県の「住みここちランキング2021」発表 金沢市、白山市、小松市を抑えて1位になったのは?大東建託が調査(1/2 ページ)

» 2021年06月16日 14時56分 公開
[ITmedia]

 大東建託は、石川県に住む成人男女が対象の居住満足度調査を実施。その結果、「住みここち(自治体)ランキング」の1位は、3年連続で「野々市市」だった。

石川県の居住満足度調査を実施(出所:大東建託公式Webサイト)

 野々市市は、大学をはじめとする多くの教育機関が存在する学園都市。金沢市などのベッドタウンとしても発展しており、駅周辺には商業施設が充実している。人口は5万人超。過去10年間の推移だけをみても、人口は右肩上がりで増えている。

野々市市の人口は増え続けている(出所:野々市市役所公式Webサイト)

 大東建託は「市域を網羅するコミュニティーバス『のっティ』がある利便性も評価されている」としている。自治体の担当者は「若者や子育て世代を中心に人口が増えている、活気のある元気なまちです。県下一のコンパクトな市域に多くの公園や児童館、商業施設、医療機関が立ち並び、『市(いち)』という名の通りにぎわいにあふれています」としている。

 居住者からは「スーパーやドラッグストアといった生活必需品を扱うお店の種類や数が多く、また比較的近くに集まっているので買い物しやすい。最近は開発も進み、オシャレなカフェ、雑貨屋さん、パン屋さん、話題のショップなどもできている。歴史を大事にしつつ、新しいものも取り入れているところがよい」(38歳女性)や「大型商業施設も多く、遠くへ行かなくてもほとんどのものがそろい大変便利である」(37歳女性)といったコメントが寄せられた。

住みここちランキング1〜5位(出所:リリース)

 2位は金沢市だった。北陸地方最大の都市として発展しており、人口は約46万人。観光都市でもあり、歴史を感じさせる街並みが残っている。伝統工芸品や日本庭園の「兼六園」なども有名。大東建託は、商業施設が非常に充実しているだけでなく、自然も多く残っている点が評価されているとしている。居住者からは、「すぐそばには川が流れ、自然がそこそこ残っている中に、遊歩道や公園があり、環状線の道路にも出やすい地域である。それに伴いお店なども充実している」(40歳女性)といった意見があった。

 3位の白山市は、8つの町村(松任市、美川町、鶴来町、河内村、吉野谷村、鳥越村、尾口村、白峰村)が合併して誕生した。多くの工業団地があり、ものづくり企業が集積しているのが特徴。大型商業施設やスーパーが充実しているだけでなく、白山国立公園などもあり、自然豊かな環境となっている。居住者からは「田園地帯なので静かでありながら、車に乗ればすぐスーパーやドラッグストアに行ける。病院も近くにあり便利だ。今年の夏には大型ショッピングセンターがオープンするので楽しみ」(52歳女性)などの声が寄せられた。

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