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「発達障害」薬物療法も選択肢に

2019年06月05日 (水)

◆先天的な脳の機能障害などが原因で、人間関係や社会生活に支障が出る「発達障害」の認知度が高まりつつある。テレビや雑誌で特集が組まれ、患者であることを有名人が告白するケースも見られる。厚生労働省の調査では、発達障害と診断された人は推計48万人を超える
◆こだわりが強すぎる、落ち着きがない、読み書きに困難が生じるなど症状は様々だが、障害の自覚がないことや周囲との衝突を生むなど、多くの患者が日常生活に困難を感じている。過ごしやすい環境を整えることやカウンセリング、トレーニングが主な治療法だが、薬物療法も選択肢の一つとなる
◆先月には塩野義製薬の注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬が成人でも使用可能となるなど患者を支える医薬品は増えている。令和の時代は、円滑な人間関係を構築しにくい人をサポートする医薬品の開発が、製薬企業の成長につながるのかもしれない
◆患者が周囲に理解者を得ることも症状改善を促すという。生きづらさを感じる人に少しでも優しい社会になってほしい。

お詫びと訂正
 記事中、「塩野義製薬の注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬が成人でも使用可能となる」とありますが、現時点で成人向けの適応は承認されていませんでした。お詫びして訂正します。



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