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夫婦別姓訴訟の原告 塚本協子さん死去 84歳 制度導入目指し「ななの会」結成

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塚本協子さん=富山市内で2015年12月10日、青山郁子撮影
塚本協子さん=富山市内で2015年12月10日、青山郁子撮影

 選択的夫婦別姓制度導入を目指し、夫婦別姓訴訟の原告の一人となった、塚本協子さんが14日、心臓発作のため亡くなった。84歳。葬儀は近親者のみで営んだ。喪主は長男創(つくる)さん。

 高校教員を経て2002年、選択的夫婦別姓制度の導入を目指し「ななの会」を結成。11年、夫婦別姓を認めない民法の規定は憲法違反として、男女5人が国に賠償を求めた訴訟に原告の一人として参加した。

 15年に最高裁大法廷で夫婦同姓を定めた民法の規定を「合憲」とした判決が出された後にも「『塚本協子』の名前で死にたい」と制度の導入を求めて「選択的夫婦別姓を実現する会・富山」の顧問として講演会やワークショップなどの活動を続けた。亡くなる直前まで「男女問わず自由に名前を選べる時代に」と積極的に発言した。

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