タキヒヨー22年2月期、純利益2億円 販売回復で黒字転換
繊維商社のタキヒヨーが14日、2022年2月期の連結最終損益が2億円の黒字(前期は11億円の赤字)になりそうだと発表した。新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた衣料品などの販売が回復するほか、固定費の削減も寄与する。1株配当は年20円(中間と期末で各10円)と、前期実績と同額を計画する。
売上高は前期比10%増の550億円を見込む。同日記者会見した滝一夫社長は市況がコロナ前に戻るのは難しいとの認識を示したうえで「機能性や着心地などの企画力を高め、回復をめざしていく」と話した。賃借する本社ビルの一部フロアをなくし、約1億4000万円のコスト削減を見込む。