ヤフー、電子マネーをペイペイに集約 「ヤフーマネー」など
ヤフーは28日、ソフトバンクなどと共同で出資するPayPay(ペイペイ、東京・千代田)に電子マネー事業を引き継ぐと発表した。9月30日にヤフーの電子マネーの残高はスマートフォン決済「ペイペイ」へと移行する。ペイペイに非現金決済を集約することで利用者を拡大し、使用頻度を高める。
ヤフーが2016年から「ヤフーマネーライト」などの名称で手掛ける電子マネー事業を9月末に会社分割によりペイペイに引き継ぐ。ペイペイはヤフーに約5億円を支払う。ヤフーマネーの利用者はペイペイに残高を引き継ぐか、9月12日までに払い戻しの申請をするかを選べる。利用者には順次、詳細な手続きを案内するという。
ペイペイに引き継ぐ電子マネー事業は18年の売上高が17億円で、営業損失が2億円だった。吸収分割がヤフーの業績に及ぼす影響は軽微としている。
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