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能登半島地震

2024年1月1日、石川県能登地方で最大震度7を観測する地震がありました。同地方では、23年5月に最大震度6強の地震が発生しています。

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能登半島地震で防災グッズに関心高まる 何を用意したらいい?

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土砂崩れによる道路寸断で孤立した下山町で、小屋に集まって食事をする浦本晃さん(奥左)と近隣住民ら。昼間は集まって過ごし、夜は車中泊しているという=石川県輪島市で2024年1月10日、北山夏帆撮影
土砂崩れによる道路寸断で孤立した下山町で、小屋に集まって食事をする浦本晃さん(奥左)と近隣住民ら。昼間は集まって過ごし、夜は車中泊しているという=石川県輪島市で2024年1月10日、北山夏帆撮影

 1日に発生した能登半島地震を受け、防災グッズなど災害時の備えに関心が高まっている。高齢者、乳幼児がいるケースや持病があるなど、それぞれの状況に応じた準備と併せ、命を守るための行動につなげる意識も再確認が必要そうだ。

防災グッズへの関心、急伸

 「多くの人が備えを進めている状況だと思う。ライフスタイルにあったグッズを適切に選んでほしい」。こう話すのは、ホームセンターチェーンのカインズ(埼玉県本庄市)の担当者だ。カインズでは地震発生後、防災関連グッズの販売数が急増している。全国239店舗とネットショップの販売状況を集計したところ、今月1~7日は前年同週比(商品別)で、アルファ米が約26倍▽非常用トイレが約23倍▽家具の転倒防止ポールが約6倍の売れ行きとなるなどした。同じくホームセンターを運営するDCM(東京都品川区)も同様だ。同社の担当者は「非常用トイレや水をためるタンク、家具転倒防止用のポール、保温シートなどを買い求める人や問い合わせが増えている」と話す。

 オークションサイトなどの価格検索サービスを展開するオークファン(品川区)によると、震災後に防災関連商品の平均落札価格や取引数が増加。同社は「充電器や寝具、食料など避難先で役立つモノの取引は、震災直前の昨年12月25~31日の1週間と比べ、震災後1週間では3・5倍に増えた」としている。

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