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函館・柳屋が「いか五郎商店」 イカ皮もなかにチョコクリーム

イカをかたどった「函館チョコレート最中 いか五郎商店」

イカをかたどった「函館チョコレート最中 いか五郎商店」

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 はこだて柳屋(函館市万代町)はこのほど、新商品「函館チョコレート最中 いか五郎商店」を発売した。

看板商品「いかようかん」と逆の路線を追求するなかから新商品の発想が生まれた

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 イカをかたどったモナカの皮に、「イカゴロ」と呼ばれるイカのわたに見立てたチョコクリームとクッキー生地を詰めて焼き上げた商品。商品名の「いか五郎商店」もイカゴロにかけた。

 イカ型のもなか皮は、2018(平成30)年に閉店した市内の和菓子店から引き継いだ。普通のもなかとして販売する道もあったが、ようかん生地でイカの姿を表現した同社の名物菓子「いかようかん」に見劣りしない新商品を開発するため1年以上の歳月を費やした。

 開発の過程で意識したのは、もちろん「いかようかん」。看板商品を踏襲するのではなく、あえて逆の路線を模索した。いかようかんは職人が2日がかりで手作りするため少量しか製造できず、賞味期限も7日と短く、小分けにして配ることができない。そこで「はこだていか五郎商店」は、ある程度の量産が可能で、賞味期限が長く、小分けにできる土産物菓子として考案した。

 開発を手掛けた若杉隆之さんが最もこだわったのは、歯触りの良い食感。一口かじれば、香ばしいもなかの皮と甘すぎないチョコクリーム、そしてサクサクのクッキー生地という異なる3つの食感が「心地よいハーモニーを奏でる」という。

 箱のデザインにも工夫を凝らし、開け口のミシン目を慎重に引くとイカが釣れたように見える仕掛けを取り入れた。若杉さんは「函館に行けば面白いお菓子がある、このお菓子を買うために函館に行きたい、と思ってもらえるような商品に育てていきたい」と話す。

 価格は、2個入り=300円、6個入り箱=1,000円。本店とスーパー内の販売店、市内土産物店などで取り扱う。

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