「支持の底が割れた」 牧原出・東大教授が語る岸田政権の問題点

有料記事

聞き手・中田絢子
[PR]

 自民党衆院議員の神田憲次財務副大臣が13日、事実上更迭された。政務三役の相次ぐ辞任の背景にはなにがあるのか。牧原出・東大教授(政治学)に聞いた。

 岸田政権は発足後、最大の危機にある。内閣支持率の低下に歯止めがかからぬ中、9月の内閣改造後、政務三役の辞任は3人目となった。

 防衛費増額や少子化予算の増加、コロナ対応など個別の政策では反対もあった。それでも大きな支持率低下は見られず「低位安定で底堅い」と見ていたが、底が割れた印象だ。調査によっては、「不支持率」は7割台に近づきつつある。

 私はいま、力のある閣僚経験…

この記事は有料記事です。残り513文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
中田絢子
東京社会部|宮内庁担当キャップ
専門・関心分野
皇室、憲法、平和、政治、運輸
  • commentatorHeader
    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2023年11月14日15時49分 投稿
    【視点】

    「支持の底が割れた」という表現は、政治記者もよく使いますが、政権にとってはなかなか危機的な状況だと思います。内閣支持率をベースにするとおおむね「3割を割ったら危険水域」などと言われることが多いのですが、実際に底が割れて政権が倒れるかどうかは

    …続きを読む