Yahoo!ニュース

キッズラインのシッター2人目、わいせつ容疑で逮捕 内閣府補助対象、コロナで休園中に母在宅勤務の隣室で

中野円佳東京大学特任助教
キッズラインの自社ホームページ「運営からのお知らせ」ページ。逮捕が出る前のもの

2人目の逮捕 親が在宅勤務する自宅で被害

6月12日、ベビーシッターマッチングアプリの大手キッズラインの登録シッターである荒井健容疑者が強制わいせつ容疑で逮捕されたことがわかった。

5月3日、キッズライン登録シッター橋本晃典容疑者による預かり中の男児へのわいせつ事件がAERAdot.ではじめて社名付きで報じられ、それを受けて運営からのお知らせで再発防止策は既に打った旨を報告。しかし、その間に2人目の逮捕者、荒井容疑者によるAさん宅での被害が起こった。

これについて私はBusiness Insider「【独自】キッズライン、別のシッターによる性被害の証言。突然の男性活動停止の背景に」で逮捕前に疑惑の第一報を書いているが、今回Xこと荒井容疑者の逮捕により、これまで書けなかった詳細をレポートする。

驚くべきことに、荒井容疑者はAさんが在宅勤務をしている自宅の隣室でも長女への犯行に及んでいた。2019年11月にキッズラインの登録シッターによる同様の事件が起こっていながら、どうして防げなかったのか。

キッズラインは6月4日、男性サポーター活動停止を発表しているが、これで対策は打てたと見ていいのだろうか。そして、荒井容疑者は保育士含めいくつもの資格を保有し、内閣府や東京都の認定シッターだった。国や都の責任は。

  ※※以下では被害の証言が一部書かれており、フラッシュバックなどが懸念される方はお気を付けください(6月12日18:00追記)※※

「先生、来られなくなった」で笑顔を見せた娘

2020年5月25日18:36、2019年10月からキッズラインのシッターを使ってきたAさんのもとに、一本の電話が入った。

その日は在宅で仕事をしていて、10時から16時まで、荒井容疑者に新型コロナで保育園が休みになってしまった5歳長女と1歳次女の面倒を見てもらっていた。18時からビデオ会議で、仕事から帰宅した夫が子ども達の面倒を見ていた。

着信は知らない携帯電話番号からで、ビデオ会議中で1度目は出られなかったが、再度鳴るので緊急かもしれないと思って応じたところ、キッズラインのサポートデスクからだった。

「今日サポートした方は今後サポートができなくなりました。予約を多数入れていただいているのに申し訳ございません。5000ポイント差し上げますので他のサポーターを探す際の面談にご活用ください」

つい2時間半前に荒井氏に御礼を言って別れた時には、6月の定期予約に変更がないか聞かれたばかりなのに、おかしいなと首を傾げながらも、「うちの子がなつかなすぎて、先生(荒井容疑者)が予約を辞退したのかな?」と思ったというAさん。自己都合かどうかを聞いてもサポートデスクは「個人情報なので答えられません」の一点張りだった。

実はこのとき、既に別の家庭から被害の疑いがキッズラインに報告されていたようだ。しかし、この時点では、「何があったのかな。もしかして帰り道で交通事故に遭ったのかな」と荒井容疑者のことを心配すらしたという。ところが「荒井先生、もう来れなくなっちゃったんだって」と長女に伝えた時。長女の顔がパーッと明るくなり「良かったー」と言った。

嫌な予感がした。

4月に、保育園が休園になり、しばらくは自宅で子ども達を見ながら仕事をしようとしたが、次女が椅子に登ったのに気づかずヒヤリとしたことがありシッターを探すことにした。あまりにシッターが見つからなかったので、保護者のほうから募集をかけることができるキッズラインの「募集機能」を初めて使ったところ、こちらの希望する日程に応募してきたのが荒井容疑者だった。

第一印象はよくなかったが、キッズラインでの評価は満点の5で、レビューで女児の親から評判がいいことも確認していた。回を追うごとに懐くどころか、荒井容疑者が体温を確認しようと長女のおでこに触れようとすると長女が反射的にサッと避ける様子があり、不審に思ったことはあった。だが、それまでのキッズラインのシッターはとてもいい人ばかりで、疑おうとは思わなかった。

「やめてって言ったのに」公園でも…

長女にはどんなことでも正直に話すことを心がけ、普段から信頼関係を築けていると感じていた。それでも、5歳の少女が性被害を打ち明けるのには、時間がかかった。

「もしかして、先生に何か変なことされてない?」という質問に最初長女は何と答えたら良いかわからない様子で、ばつが悪そうだった。「こういうことをされたことある?」と具体的に聞くと認め、「あなたは何も悪くない、そういう悪いことをする大人が先生でもいる」「ママも子どもの頃されたことがあるんだよ」と打ち明けると、長女はびっくりした様子で次第に詳細に語り始め、荒井容疑者に対する怒りをあらわにし始めた。

私の手元には、Aさんが途中から機転を利かせて録音したという長女の証言の音声データがある。

「やめてって何度も言ったのにやめてくれなかったの!」

耳を覆いたくなる告白。

Aさんの長女の証言によれば、4月末から5月25日にかけて8回荒井容疑者のシッティングを利用したうち、おそらく2回目か3回目から毎回のように、外遊びに連れていった公園のトイレで、あるいは大胆にもAさんが在宅勤務をしている隣室でも、わいせつ行為をされていたようだ。長女が母親のいる隣室の扉を開けようとすると、「ママはお仕事してるから入っちゃだめだよ」と言われてしまう。

つながらない「緊急電話」

19:16、長女の話を聞いたAさんは、真っ先にキッズラインに報告しなければと着信履歴からサポートデスクに電話をかけるが、つながらない。営業時間外だから先ほどの担当者にはつながらないのかと思い、緊急連絡先の電話番号を探した。キッズラインのTOPページの一番下にある「よくあるご質問」→「お問い合わせ」→「フォーム」→フォーム下にある「休日・夜間緊急電話サポート」のところに電話番号を見つけた。

キッズラインは5月3日に「運営からのお知らせ」で24時間サポート受付体制の構築をしたとしていたが、なぜかこの時、緊急電話とされた番号の応答は「この電話は現在使われておりません」のアナウンス。後日掲載されていた番号が間違っていたことがわかり、会社側が訂正したようだ。

結局この日のうちにキッズライン側と連絡を取ることはできなかった。Aさんは110番で通報するべきか悩み、19:57、インターネットの検索で見つけた#8103の性犯罪被害相談に電話をした。

すぐに110番するよう言われたので通報し、刑事が聞き取りに自宅を訪れた。現場の公園に子どもたちと同行すると刑事は長女に被害の場所を確認し写真を撮るなどし、帰る頃には既に21時をまわっていたが、今から病院を受診してほしいと言われた。刑事が受診先の病院を探すため署に戻り、自宅で連絡を待っている間、子どもたちは疲れて寝てしまった。

病院は翌朝行くことになり、Aさんがキッズラインのサイトを見直し、24時間体制サポートの問い合わせフォームから事件の内容を報告したのは翌午前1時をまわっていた。

1件目の事件後の対応に疑問

この過程で、Aさんが愕然としたのは、実はキッズラインを舞台に2019年11月、登録シッターによる性被害が起こっており、4月24日に橋本容疑者が逮捕されたという記事、そして5月3日には社名を報じた記事がでていたことだった。

Aさんはこの事件のことを知らずに、橋本容疑者の逮捕発表後である4月末から5月25日の間に複数回、長女は被害を受け続けていた

長女から証言を得た翌日の5月26日、キッズラインから電話があったのは12:44。病院で長女が診察中だったため、応答ができなかった。夕方、かけなおした電話で、キッズライン役員にAさんは声を震わせた。

「本当に、キッズラインの皆さんがことの重要さをわかっているのかっていうのが私腹立たしいんですよ。昨年11月に、28歳の男性のサポーターの方(橋本容疑者)、事件起こしてますよね。そのあと、キッズラインでその方(橋本容疑者の登録を)切ったからといって、キッズライン関与していませんっていう言い訳は通らないんですよ。5月3日に、AERAdot.で記事出ていますよね。私、あれ知らせてもらっていたら、もっと早く気づけたんですよ。このタイミングの重要さわかりますか?」

会社側の説明は「5月3日の運営からのお知らせはキッズラインのウェブサイトのお知らせに載っています」だが、「どこにあるのかと思ったらトップページの一番下にある『運営からのお知らせ』のお知らせ一覧をクリックしてさらに2ページ目に『一部報道に関しての報告および弊社の対策につきまして』というタイトル。事件の内容が性被害であることには一切触れてないんですよ」。

キッズラインが、2019年11月の件について、すべての利用者に利用者画面のお知らせメールやメルマガで周知することはなかった。

5月26日の電話に戻ろう。Aさんは、キッズラインに、この件が氷山の一角なのではないかと指摘した。

「少なくとも2件出ているわけですね。でもこれって、うちの子も、(2019年11月の)被害に遭っている子も、(5歳で)お話ができる年齢なんですよ。それ以下の子が、程度の差があったとしても、今現在被害に遭っている人がいないとは言えないわけですよ」

容疑者の登録抹消についても、不信感を抱いた。Aさんに電話があった日に、キッズラインは荒井容疑者の登録を抹消している。しかし、Aさんには「キッズラインではサポートができなくなりました」としか知らされていない。事件発覚後にキッズライン側からようやく聞き出せたのが「規約違反の恐れがあったため強制退会させました。理由は個人情報のためお伝えできません」というものだった。

そもそもAさん長女の被害も、Aさんが不審に思わなければ被害に気づかないままだった。荒井容疑者の被害に遭っている子どもが他にもいるかもしれない。Aさんはキッズラインに荒井容疑者がサポートしたことがある家庭に「利用規約違反の恐れがあったため強制退会させた」ことを伝えるよう求めたが、キッズライン側からの回答は「それはできない」だった(※1)。

周知があったら違ったかもしれない

Aさんは長女の事件を受け、キッズラインに2点の改善を求めた。

まずは、最初の事件があったことを、少なくとも「運営からのお知らせ」を出した5月3日に利用者に周知してほしかったということ。そして今からでもいいから、せめて橋本容疑者についてだけでも、利用者全員にお知らせメールなどで知らせてほしいということだ。

「こんなに素敵なサービスですよっていう利用促進のメルマガが多数届く一方で、事件について1件もお知らせメールが届かなかった。事件のことを周知することでイメージダウンになると会社は思っているかもしれないけど、ベビーシッターの需要は確実にあるし、危険性を周知することは会社が性犯罪としっかり向き合って対策をしている姿勢が示せて好印象だと思うんですけどね」(被害者家族Aさん)

このような事件があったことを知っていれば、Aさん自身、もっと警戒できたのではないかと感じている。

最初の頃、荒井容疑者と公園に行った長女。帰って来て、在宅勤務をしていたAさんの顔を見るなり、ちょっと怒ったように小声で「全然おもしろくなかった!」と言った。おそらく、そのときに既に被害に遭っていた。「遊びが先生下手だったのかなくらいにしか思ってなくて。今日はおもしろくなかっただけで、また次はおもしろいかなくらいにしかとらえていなかった」とAさんは悔やむ。

シッティングのあと、「男の先生だし、万が一ってこともあるかなと思って」、長女に「またあの先生お願いしても大丈夫?」とも聞いたこともあった。長女は「うーーん、いいよ…?」と答えた。でもあとから考えれば、新型コロナによる休園で、両親がシッターを頼まなくては仕事ができないことを理解していた長女は自分が我慢しなくてはいけないと思っていたのかもしれないと思うと胸が詰まる。

事件を知っていれば、「こんなことがあったんですね」とシッターに話を振って、反応を見たり牽制したりすることもできたかもしれない。会社がメールを一本送ってくれていれば、少なくとももっと早く気づいてあげられたのではないかとAさんは唇を噛む。

機能していない評価システム

また、Aさんは評価システムの改善も求めている。荒井容疑者はAさんが利用するまでに200件近くのシッティングを担当し、評価は5だった。

しかし、キッズラインの評価は誰がどの評価をしたかが相手にわかってしまうため、悪い評価がつけづらい。住所や家族構成、子どもの年齢も知っている相手のことを悪く書けないし、継続しようと思っていれば尚更だ。

荒井容疑者についてもそうだった。2020年前後に4回、荒井容疑者に保育園児の娘のシッティングを依頼した別の利用者、Bさんは次のように話す。

「ある日、今度長い時間なので公園に連れていきたいので、家の鍵を渡してもらえますかと言われて、ちょっと不信感を抱きまして。合鍵とか作られたらこわいので断りました。でも、結構皆さんそうされているのかなと思って、特に運営には伝えようとか評価に書こうとは思いませんでした」(荒井容疑者に依頼したBさん)

2019年秋に荒井容疑者に依頼をしていたCさんも、二度目に利用した際に、若干のトラブルがあった。事前に説明していた子どもの状態について、当日になって預かることができないと言われた。その日の預かりはしてもらえなかったが、料金はそのまま請求されたという。

「奇妙に思いました。でも、評価には含みを持たせたような事しか書けませんでした。評価はシッターに公開するかどうか選べるようにしたほうがいいですよね。あと、これは今思えばですが、彼の履歴をよく見ると、明らかに女子の預かり率が高かったようには感じました」(荒井容疑者に依頼したCさん)

Cさんはその後荒井容疑者に依頼することはなかった。もちろんこれだけでは感知できたとは言えないが、利用者の小さな違和感の積み重ねがレビューにあらわれていたら、何かが違ったかもしれない。

ベビーシッターのマッチングを巡っては、2014年3月に埼玉県富士見市の自宅マンションでベビーシッターの男が、インターネット上の匿名掲示板を経由して預かった2歳の男児を殺害したというショッキングな事件があった。この事件を踏まえ、きちんと本人確認や評価システムがあり、日本でもシッターが利用しやすくなればという社会的使命を掲げて2014年に経沢香保子社長が始めたのがキッズラインだった。

しかし、実質的に大半のシッターが5で、評価システムは機能しているとは言い難い。キッズラインには、「親しい知人やお友達にどの程度おすすめしたいと思いますか」を1-10で評価できる任意アンケートがあるが、利用者はその結果を見ることができず、会社によってどのように管理されているのか、容疑者らの評価がどうだったのかについて、キッズラインは開示していない(※2)。

2019年11月に1件目の事案が判明してからも、これらの評価システムが見直された形跡はなかった。

「男性シッターの活動停止」で終わりでいいのか

悪意のある加害者が、紛れ込むことのリスクを、ゼロにすることはできないかもしれない。しかし、少なくとも、2019年11月にキッズライン側に橋本容疑者による被害が報告されてから、きちんと類似被害が疑われるケースがないかの調査や評価システムの検証、利用者へのリスク周知などがあれば、2020年4月末~5月のAさん宅での被害は防げていた可能性が高い

経沢社長による記者会見や被害者への謝罪もないまま、6月4日、キッズラインは突然男性サポーターの活動停止を発表した。優良なシッターまで男性を活動停止にしたことには統計的差別だとの非難が集まっており、被害者家族のAさん自身が「今回一番がっかりしたのは利用者の事も見ていないし、サポーターのことも見ていない。トカゲのしっぽ切りのように思える」と感じる。

キッズラインは6月10日の私の記事に対し、被害届が出ている事実を認めたうえで、次のように発表をしている。

被害届が出ている、当該男性サポーターは、保育士資格も有しており、当社基準で厳格に審査を行いました。残念ながら、小児性愛者であるかについて審査では見抜くことはできませんでした。なお、この点につきましては、専門家も困難であるとの見解を示されました。

また、2019年11月の同様案件の発生をもとに、安全対策を強化し、ご利用者様への周知や情報収集に努めて参りました。

弊社は、お子様の安全を最優先し、徹底的な再発防止を協議している中、小児性犯罪については男性により発生する割合が相当量を占めることや、その資質を見抜くことは現段階で難しいなどの専門家の判断をいただき、また、法律家および労働局にも確認の上、男性サポーターの一時サービス停止などを行わせていただいております。

つまり審査では見抜くことができなかったと繰り返し主張している。確かに入口では防ぎにくいのかもしれないが、疑いが発生した後に警察と相談のうえで被害の可能性があった家庭に丁寧にヒアリングやカウンセリングをしたり、自社の評価システムを見直して機能させたりすることで信頼回復をする努力はしたのか。致し方なかったと弁明し、男性サポーターを切って終わりではなく、今一度会社として抜本的改革をしてほしい。

国・都の責任は・・・

性犯罪の防止については国を挙げて議論が進み始めているが、保育の現場でどう防ぐかや、そもそもの保育の質の担保をしていくかについても問題を提起したい。現在、ベビーシッターに対しては複数の国や自治体の補助が出ており、キッズラインもその対象になっている。

まず、3~5歳で自治体から保育の必要性が認められた場合、認可外保育施設の一環として幼保無償化の対象となっており、月上限37000円の補助が出る(0~2歳の非課税世帯も対象で上限42000円)。

更に、内閣府ベビーシッター割引制度という制度(2019年10月から)があり、この制度に加入した企業の従業員が資格保有者の認定シッターにシッティングを依頼した場合、子ども1人あたり1回2200円の割引を受けられる。また、東京都は待機児童になるなどした(新型コロナで休園も含む)0~2歳が認定シッターを自己負担1時間150円(※3)で利用できる「ベビーシッター利用支援事業」を運営している。

内閣府と東京都の2つの制度は割引を受けた分が雑所得扱いされ課税されることが課題だったが、新型コロナ対応での利用については非課税となるなど、国・自治体は利用促進に前向きだ。

Aさんは今回、内閣府の割引券を利用してキッズラインを使っていた。荒井容疑者は保育士資格を持ち、内閣府及び東京都の認定シッターでもあったのだ

国や都は、中身を精査せずに事業者が利益を確保した上で利用価格を抑えることに使うのではなく、性犯罪防止も含めた利用者の安全性を担保するためのきちんと審査や研修に充てられるような補助金の出し方について制度設計をすべきではないか。今回の事件をきっかけに育児の社会化を家庭の責任に巻き戻すのではなく、どのように安全で保育の質が担保された預かり先を増やすかに知恵を絞ってほしい。

※1:6月11日、キッズラインは10日の著者の報道を受けて、橋本容疑者と荒井容疑者が訪問した履歴のある各家庭に連絡を入れたもよう。警察との相談や調整は必要だが、報道があってからできるのであれば、もっと早く調整できたのではないか。

※2:著者のキッズライン社への質問状に対し、キッズライン側弁護士が個別取材は受けない旨を回答。

※3:各認定事業者が1時間当たり2,400円(税込)を上限に定めた利用料と、利用者負担額(1時間当たり150円(税込))との差額を、東京都及び区市町村が公費で負担し、認定事業者に支払う。

関連記事:

キッズライン、シッターわいせつ事件発覚後も拡大路線。選考の実態とは?(6月17日追記)

「【独自】キッズライン、別のシッターによる性被害の証言。突然の男性活動停止の背景に」

シッターが預かり中の「わいせつ容疑で逮捕」の衝撃、キッズラインの説明責任を問う

修正(6月13日18:30):5月3日のキッズライン側の発表を「プレスリリース」と表記していましたが、実際にはメディアなど向けではない「運営からのお知らせ」でしたので、表記を修正いたしました。

修正(6月15日11:39):Bさん、Cさんの証言を本人特定を避けるため一部削除いたしました。

修正(7月16日):荒井容疑者のシッティング回数の表記を概数に修正いたしました。

東京大学特任助教

東京大学男女共同参画室特任助教。2007年東京大学教育学部卒、日本経済新聞社。14年、立命館大学大学院先端総合学術研究科で修士号取得、15年4月よりフリージャーナリスト。厚労省「働き方の未来2035懇談会」、経産省「競争戦略としてのダイバーシティ経営の在り方に関する検討会」「雇用関係によらない働き方に関する研究会」委員。著書に『「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?』『上司の「いじり」が許せない』『なぜ共働きも専業もしんどいのか~主婦がいないと回らない構造』。キッズラインを巡る報道でPEPジャーナリズム大賞2021特別賞。シンガポール5年滞在後帰国。

中野円佳の最近の記事