荻窪にある三等三角点 「天沼」
日大二中・二高の敷地内に、三等三角点「天沼」がある。
道路の際にあることから、簡単に見ることができると思っていた。
がしかし、行ってみると、立派な植栽が。
低木、中木が密集している。ネットフェンスには蔦も絡まっている。
国土地理院の基準点成果等閲覧サービスの地図とにらめっこして、探す。
すると、白い表示杭を見つけることが出来た。
葉の間から、ひたすら撮影。
結果は、以下のとおり。
保護石は円柱状のコンクリートで出来た、立派な三角点である。
とりあえず、コンプリート。
杉並といえば、川の宝庫
杉並区とその近くを水源(の一つ)とする川は多い。
前回の妙正寺川だけでなく、善福寺川、神田川、石神井川、そして暗渠としての人気が高い桃園川。
それぞれの位置は、だいたいこんな感じである。
それにしても、わずかな標高の差しか無いのに、複雑に川を構成させている。
谷と台地の差は10mほどである。
冒頭の地図は、35mから45mを細かに分類し、高低差がわかるように加工したものである。
それで、やっと、標高差が見えてくる。
都市化により、水田などの氾濫原が無くなった。
私たちは、多くの調整池から地下神殿まで整備して、水害から街を守ろうとしている。
自然の力に抗い、工夫を凝らす人間。
そして、また自然の力の前に打ちひしがれる。
その繰り返しである。
何か上手い共存の方法はないのだろうか。
三等三角点 「天沼」
杉並区天沼1丁目 日本大学第二中学校・高校 敷地内
訪問日:2019月8月12日(月・祝日)
このWebページで使用している地図は、国土地理院の地理空間情報ライブラリーからの地理院地図を加工したものであ。なお、以下の承認も受けている。
この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の地理院タイル(数値地図2500(土地条件))、地理院タイル(数値地図5000(土地利用))及び地理院タイル(土地利用図)を複製したものである。(承認番号 令元情複、第197号)