東京メトロ、有楽町線・副都心線の新型車両を公開
東京メトロは11日、2021年2月から有楽町線と副都心線に順次投入する新型車両を報道陣に公開した。ホームとの段差を無くすために低床化したほか、座席がなく多目的に使えるフリースペースを全車両に設置した。
有楽町線と副都心線は一部の線路を共用しており、車両は他の私鉄との相互直通により埼玉県や神奈川県にも乗り入れている。約45年にわたって使われてきた旧型車両を2022年度までに新型に置き換える。2006年にデビューした現行の主力車両は使用を続ける。
新型車両は床面を旧型より6センチメートル低くした上で出入り口部分をホーム側に傾斜し、ベビーカーなどの乗り降りをしやすくした。1人当たりの座席幅を広げたほか冷房能力も強化。車内各所に監視カメラを設置し、犯罪防止にも力を入れている。
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