若鶴酒造、度数77%のエタノール 消毒液と成分近く
若鶴酒造(富山県砺波市)は6日、アルコール度数77%のエタノール「砺波野スピリッツ77」を13日に発売すると発表した。飲用商品だが、市販の手指の消毒液に成分が近い。新型コロナウイルスの感染防止対策で高まる高濃度アルコール需要に対応する。
300ミリリットル入りの瓶を1週間に約1000本生産する。希望小売価格は税別880円で、北陸3県のドラッグストアや病院、酒販店に優先して供給する。サトウキビが原料のアルコールに水を加えて瓶詰めした。同社のウイスキー蒸留器を使った高濃度アルコール製品の生産も検討する。
売り上げの一部は新型コロナの感染拡大防止の取り組みに寄付する。海外でも蒸留所などがアルコール消毒剤の生産を始めている。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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