こんにちは、ゲーム好きライターのオケモトです。
最近はSwitchの『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にハマっています。読み合いが熱いんですよね～！
しかし、デジタルゲームもいいけどアナログなゲームもやりたくなってくるのがゲーム好きの性（サガ）……。
おもしろいボードゲームで遊びたい！
ドン！
ズラーーー！！
ということで前回の記事に引き続き『ジェリージェリーカフェ』さん（今回は横浜店）にやってきました！
ジェリージェリーカフェ 横浜店
住所｜神奈川県横浜市西区南幸2-14-8 横浜TRビル4階
営業時間｜13：00～23：00
定休日｜なし（都合によりお休みをいただく場合がございます）
「ライターのオケモトです。おすすめのボードゲームを教えてもらいに来ました。よろしくお願いします！」
「社長の白坂です。ボードゲームのことならお任せください！」
「店長の田川です。では実際にやりながら紹介していきますね」
今回の記事の目次▼
【1ページ目】
▼おすすめボードゲーム
・スライドクエスト
・マラケシュ
・適当なカンケイ
・デジャブ
・笑ってはいけない昔語
・ニゴイチ
・タンブリンダイス
▼おすすめバランスゲーム
・スティッキー
・バオバブ
・キャッチザムーン
・かさねっこ
・ヴィラ・パレッティ
【2ページ目】
▼プレイヤー｜オケモト、加藤、ダ・ヴィンチ恐山、みくのしん
盛り上がること必至！おすすめボードゲーム
スライドクエスト
「ではおすすめのカードゲームやボードゲームを紹介していきますね。まずはこちら！」
「このゲームは……『スライドクエスト』？ ドラゴンクエスト的なゲームですか？」
「ドラクエではないですが、RPGのようなステージで勇者を冒険させます」
「みんなで協力してこのバーを押します。するとステージが傾いて……」
「コマ（底にボールがついている）が、ス～ッと転がります。ステージに設置された落とし穴に落ちないようにゴールにたどり着こう、というゲームです」
「スゲーーー！！！ ボードゲームのギミックとして面白すぎる！」
「ステージも20面くらいまでありますよ。今回は二人でやってみましょうか」
傾けると……
勇者が動くぞ！
「おお！ すごい！ 勇者がスルスル動く！ 楽しい～！」
「あ～やばい！ 勇者が穴に向かってる……！」
「オケモトさん、ちょっとそっちを傾けてください！ 早く！」
「え？ え？ コマをこっちに進めるにはどっちを傾けるんだっけ？ え、え、え……」
スポッ
「あーーーー！！！」
「ミスするとライフポイントが減っていきます。0になるまでにゴールできるかっていうゲームです」
「焦るとパニックになっちゃうな～。4人でやったら『そっち傾けて』『違うそっちじゃない！』って感じでめちゃくちゃ盛り上がりそうですね！」
スライドクエスト｜¥ 3,960 ※価格はすべて取材時点のものです
マラケシュ
「こちらは『マラケシュ』というゲームで、モロッコにある都市の名前が由来です。じゅうたん商人になって市場にじゅうたんを敷いて売ります」
「じゅうたんが本物の布なんだ！ 高級感ありますね！」
「サイコロを振って商人を進め、止まった場所の四方どこかに自分のじゅうたんを敷いていきます」
「それが自分の陣地になるって感じですか？」
「その通り！ じゅうたんに止まった相手からはお金をもらうことができます。逆に相手のじゅうたんに止まってしまうとお金を払わなくてはなりません」
「このゲームの面白いところは、自分のじゅうたん同士が繋がっていると『そのマス分お金を払わせる』ことができるってところですね」
「連結させて一気にお金を払わせることができるんだ！ なるほど～！」
「相手のじゅうたんの上に自分のじゅうたんを重ねて陣地を奪うこともできます」
「最後に残ったお金と、敷いたじゅうたんの数を合わせたものが点数になります」
「サイコロという運の要素もあっていいですね！ 陣地を奪い奪われ、盛り上がりそう！」
マラケシュ｜¥6,600
適当なカンケイ
「次は『適当なカンケイ』です。11種類の写真の中から関係していると思うペアを決めて、他のプレイヤーと同じペアを作れたら得点です」
「どゆこと？」
「例えばこの場合、11（釘）と5（ストロー）は『細長い』という繋がりがあるじゃないですか。その繋がりを他の誰かも連想していたらポイントになるって感じです」
「あ～！ なるほど！」
「えっ、ちょっと待って！ 釘とストロー？？ それは違うわ。筋が悪い」
「社長に筋が悪いって言われちゃった」
「釘とサボテンで、『トゲトゲ繋がり』でしょ！」
「そういう感じで、他人が連想してるであろう組み合わせを予想するのが大事なんですね。おもしろい！」
適当なカンケイ｜¥ 3,960
デジャブ
「次は『デジャブ』。ルールは出たカードに描かれた物を取るだけです」
「例えばこの場合、出たカードは『赤いボーダーのベスト』なので、これを取れば正解です」
「簡単じゃないですか！」
「ただし、他にもそっくりのカード（赤いボーダーのTシャツ）が入っていたりして間違えやすくなっています」
「あ～確かに似てる。いやらしいな～」
「さらにいやらしいポイントとして、山札をめくって取るべきカードが指定されても、1回目で取ったらダメなんです。山札の中には同じカードが2枚あるので、2回目に出てきたときだけ取っていい」
「え～、一回目はスルーしなきゃいけないんだ、難し～！ そのカードが一枚目か二枚目か覚えてられないぞ……」
「一回目で間違って取ってしまっていた場合、後々同じ絵柄がもう一度出てくるので、間違えてたことが分かります。その時点で失格ですね」
「そしてこのゲーム、本当にやばいのは2試合目以降なんです。さっき見たカードは本当にこの回の記憶なのか、自分が信じられなくなります」
「なるほど！ いつの記憶かわからなくなっていくんだ！ 混乱して楽しそう！」
デジャブ｜¥ 2,800
笑ってはいけない音読
「『笑ってはいけない音読』は書かれた文章を順番に音読するだけのゲームです。例えば誰もが知ってる桃太郎とかね」
「声に出して読むだけ？ そんなのゲームとして成立する？？？」
「ただし、音読の仕方に指定があったりするので、そこが難しい。『魔王のように』とか『方言を使って』とか……」
「『それ魔王っていうかただのおじいちゃんでしょｗｗｗ』みたいな感じで、つい笑っちゃう。そして笑ってしまうとダメ、というルールなんですね」
「変な読み方が続いて身構えてたら、中には『普通に読む』という指定もあったりして。急にただの音読を聞かされると逆に笑っちゃったりします」
「恥ずかしがらずに淡々とカードの指示を乗りきるのが大事ですね」
「聞いてるほうも笑っちゃうけど……読みながら自分が笑っちゃうっていう自爆パターン多そう」
笑ってはいけない音読｜¥ 1,760
ニゴイチ
「『ニゴイチ』は連想系のゲームです。場に置かれたカードの中から『これとこれ』って感じで2枚が指定されるので、その2枚のカードに共通する単語を書きます」
「共通した単語？」
「例えば『野球』と『からあげ』で共通してる単語を考えるなら……『フライ（打球を打ち上げるフライと鶏肉を揚げるフライ）』、みたいな感じです」
「2つの言葉から連想するんだ」
「他のプレイヤーは共通単語『フライ』を見て、『これはひょっとして野球とからあげに共通する単語じゃないか？』と予想するわけですね」
「ちょっとやってみていいですか？……共通する単語は『対戦』です。どの組み合わせかわかりますか？」
「う～ん、なんだろう」
「わかった！ 1の空手と9のクワガタじゃない！？」
「正解です！ これ当ててもらるとめっちゃうれしいですね！」
ニゴイチ｜¥ 2,750
タンブリンダイス
「次は『タンブリンダイス』を紹介します。サイコロを投げてボードの上でピタッと止めてください。止まった位置によって点数が設定されているので、高得点を狙うって感じのゲームですね」
「遠くに行けば行くほど得点は高くなりますが、ボードから出てしまうと0点になっちゃうので気をつけてくださいね」
「チキンランみたいな感じなのか。さっそくやってみよう！」
「あー！ 力加減が難しい！！ 段差のせいでサイコロに勢いがつくから、狙ったところに止めるのが難しいんだよな～」
「ボードには数か所、はみ出し防止の杭が打ってあります。それを狙うといいですよ」
「サイコロの出た目も得点に関わってくるから、ヘタでも運次第で勝てるかもっていうゲームバランスが良いですね！ 田川さん見本を見せてくださいよ」
「大体の人は強くやりすぎちゃうので、手前に落とす感じでやるといいですね。こんな感じで―」
ピタッ
「すげーーー！！！一番難しい『×4』に止まった！！ サイコロの目は5だから『×4』で……この一投で20点入ったのか。おもしろーい！」
タンブリンダイス｜¥ 6,600
流行ってます！バランスゲームのおすすめ
「ここからは流行してるバランスゲームのおすすめを紹介していきましょう！」
スティッキー
「『スティッキー』は、シンプルすぎると言ってもいいゲームで、お通しみたいにさっと楽しめますよ」
「お通しみたいなゲーム……気になる！」
「ルールは簡単で、サイコロを振って出た色の棒を抜くだけです」
「シンプル～！！！」
「でも絶妙な難しさがあって楽しいんです。棒には青・赤・黄の三色があって、それぞれ棒の太さと得点が違います。青が高得点ですが、太いので取るのが難しいっていう」
「倒しちゃった人は得点が0になります。生き残ったプレイヤーの中で最も点数を持っていた人が勝ちです」
「あえて危険そうなところを抜いて次の人にプレッシャーかけるとか、そういう駆け引きもありですね」
「ゲームをやり慣れてない人でも、本気でやったら最後の3本までいきますよ。実際にやってみましょう」
「こんなシンプルなゲーム余裕ですよ！ 最初は僕にお任せください。まずはこの青を……」
「ああああぁぁぁぁ～！！！」
「ね、意外と難しいでしょ」
スティッキー｜¥ 3,300
バオバブ
「『バオバブ』は、円筒の箱の中にカードが入っていて、カードを箱の上に置いていくゲームです」
「箱の上にカードを置く……かんたん過ぎません？」
「カードには『箱からはみ出させて置く』とか、『目を閉じて置く』とか、指示が書いてあります。その指示に従って置くのが結構むずかしい！」
「『投げて置く』とか、いろいろあります」
「ただ置くだけじゃなくて置き方にもバリエーションがるのが楽しいですね」
「進んでいくとバオバブの木みたいに頭でっかちになっていくのがすごい！ アイデアの勝利を感じる」
バオバブ新版｜¥ 2,420
キャッチ・ザ・ムーン
「『キャッチ・ザ・ムーン』は雲の上から月に向かって梯子を伸ばしていきましょうというゲームです」
「ただ梯子を伸ばすだけじゃなくて、『梯子2本にかけるように』とか、『一番高くに』とか、指示通りに梯子をかけていく必要があります」
「なるほど！ 失敗したり、指示通りに梯子を掛けられなかったらどうなるんですか？」
「月の涙を一つ受け取らなけらばいけません」
「RPGの重要アイテム？」
「簡単に言うと失敗しちゃった証ですね。梯子を全て使い切った時点で月の涙が少ない人が勝ちになります」
「足の引っ張り合いも楽しいですけど、全員で協力して梯子を使い切ろう！みたいな協力プレイも盛り上がりますよ」
「組み上がるにつれてどんどん変なカタチになっていくの良いですね。これ、一人で黙々とやっても楽しそう」
キャッチ・ザ・ムーン｜¥ 4,950
かさねっこ
「『かさねっこ』のルールは単純です。カードをめくって、描かれた形どおりに猫のコマを積めた人にポイントが入ります」
「瞬発力×バランス力が必要なのか！」
「コマがカラフルな猫ちゃんになっててかわいい～。触ってるだけでも楽しいですね！」
「できた！！」
「このゲームの特徴として、完成した人は『にゃー』と言わなければいけないというルールがあります」
「え～！？ そうなの！？」
「にゃ……にゃー！」
「おめでとうございます！ クリアです！」
「おじさんのにゃー恥ずかしいな」
かさねっこ｜¥ 1,650
ヴィラパレッティ
「こちらは『ヴィラパレッティ』というバランスゲームです。サイコロで担当の色を決めて、下の段から柱を抜いて、上の段に移していきます」
「ビジュアルがレトロでいいなあ。下の段から柱を抜いて……上の段に……むずっ！」
「一番上の段に立っている柱（自分が担当する色の柱）の点数が持ち点になります。本数だけではなく、柱の太さによっても点数が違うので、どの柱を移動させるか考えるのが楽しいです」
「今は3段でやってますけど、これってどんどん段を重ねていくんですよね？」
「これ以上は下の段から柱を抜けない！と思ったら、申告してください。全員の同意が取れたら、次の段をセットして高くしていきます」
「全員の同意が必要なのか。『いや、まだいける』という人がいたらどうするんですか？」
「その場合は、『まだいける』と言った人に柱を抜いてもらいます」
「柱を抜く時がスリリングで面白いですね！ 太い柱をいつ抜くかが重要な気がする。これは最上階まで積み上げたいなあ」
ヴィラパレッティ｜¥ 6,600
気に入ったゲームを購入！
というわけで12種類のボードゲームを紹介してもらいましたが、今回は僕が特に気に入った『マラケシュ』を購入しました！
次ページでは、実際にジモコロ編集部で遊んでみたいと思います！
参加メンバーは僕（オケモト）、加藤、ダ・ヴィンチ・恐山、みくのしん、です
