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自民パーティー券事件

自民党の派閥が政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に過少記載したとして刑事告発されました。

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還流、識者は「政治資金と言えず、課税を」 国民の納税感覚とずれ

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衆院予算委員会で立憲民主党の大西健介氏の質問を聞く岸田文雄首相=国会内で2024年1月29日午前9時35分、竹内幹撮影
衆院予算委員会で立憲民主党の大西健介氏の質問を聞く岸田文雄首相=国会内で2024年1月29日午前9時35分、竹内幹撮影

 政治資金問題に関する29日の衆参予算委員会集中審議で、岸田文雄首相は政治資金規正法改正に関し「真摯(しんし)に議論する」と繰り返すなど、具体性の乏しい「生煮え」答弁が目立った。野党は自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件の全容解明を首相に迫り、攻勢を強めた。(全3回の第3回)

首相、具体性乏しい「生煮え」答弁 法改正は「真摯に議論」連発
「全容解明なくして再発防止ない」 攻勢強める野党、全議員調査要求
還流、識者は「政治資金と言えず、課税を」 国民の納税感覚とずれ

 「元々は個人のお金として受けていた資金も、当時から政治団体として受けていたと訂正すれば、納税の義務を回避できる。収支報告書の訂正によって、自民党の政治家が脱税しようとしている疑惑がある」

 29日の予算委で立憲民主党の小西洋之参院議員は、派閥から政治家個人への違法な寄付は所得税法上の課税対象になる…

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