泊まり込みでも働けるTwitterを目指したら。
Twitterが、イーロン・マスク氏による買収後の大改革で大混乱中です。バッサバッサと人員整理でクビを切られ、残った社員には、もっともっと働けの大号令。
しかしながら、このほどSan Francisco Chronicleは、とある苦情がサンフランシスコ市の違法建築を摘発する部署に寄せられたと報じ、社内の混乱に拍車がかかっている様子が垣間見られましたよ。
会社に泊まれるようベッド完備は違法?
皮肉なことに、Twitter経由でサンフランシスコ市に寄せられた苦情の内容は、Twitterの本社が、会社ではなく住居になっているのではないかという告発。
どうやら、マスク氏が働け働けとはっぱをかけ、もう会社に泊まり込みで働くんだと勢い込んだため、社内にベッドルームを次々と用意したらしいのです。
まぁ、実態は、あまりにもクビを切りすぎて、空きの会議室などがたくさんできてしまい、空いたままにしておくのはもったいないので、簡易のベッドルームへと改装し、各フロアに急ごしらえの寝泊まりできる部屋が4~8室できあがってしまったという顛末のようなのですが…。

BBCのJames Clayton記者は、自身のTwitterアカウントにて、そのにわかに出現したTwitter本社内の改装ベッドルームの様子を、写真とともに公表しました。なんだかチープなソファーベッドも多く、決して快適に寝泊まりできるとも思えませんけど、オフィスのフロアやイスをつなげて横になり、仮眠するしかないよりはマシなのでしょう。あとクローゼットや洗濯機の写真などなどまであるみたいです。
ただし、サンフランシスコ市は、短期滞在目的ではあっても、住居として使用する建物には、オフィスビルとは異なる基準が存在するため、できるだけ早く違法建築ではないかの調査に訪れたいとの意向を示しているんだとか。
一方のマスク氏は、社員が快適に泊まり込みででも働き続けられるようにとの親心から行なったことが、こんなふうに批判されるだなんて心外だと猛抗議。オレなんて、会社に泊まり込んで働きまくってきたんだぜって息巻いてはいるらしいんですけど、新たに傘下に入れられたTwitter社員の反発は大きいようです。
まだまだTwitterをめぐる騒ぎは収まりそうにありませんよね。
Source: San Francisco Chronicle